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都立国立高校、黄金時代の到来

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■2年連続東大合格で多摩地区首位! 第二次黄金時代の到来

 都立国立高校は、1940年の創立以来の歴史の中で、今まさに学校の黄金時代に突入している。2004年に進学指導重点校へ指定され、大学合格実績は飛躍的に上昇。2013年、23年ぶりに東大合格者数を20人台に乗せると、2015年まで3年連続で20人以上をキープしている。

2014年には、ついにライバル校、桐朋高校を東大合格者数で追い抜き、多摩地区のトップ進学校の称号を奪還。2015年の最新の進学実績を比較すると、

都立国立高校 東京大20 京都大10 一橋大18 東工大16

  桐朋高校 東京大12 京都大5  一橋大8  東工大12

上記のように大差をつけて多摩地区のNo.1校となっている。両校の入学者の偏差値推移を分析すると、来年度以降はさらに差が開くことは確実な状況で、都立国立高校は当分の間、多摩地区では敵なしの超進学校としての地位を維持しそうだ。

都立国立高校といえば、黄金時代として語られるのが、1979年~1985年頃。東大合格者数は常時20人以上をキープ。1980年の甲子園出場は伝説として、国立高校の黄金時代を象徴する。国立高校の名物行事、第九演奏会が確立したのもこの時期だ。このころを、都立国立高校の第一次黄金時代と名付けたい。

対して今、都立国立高校は、第二次黄金時代に突入した。その根拠は、大学進学実績の評価だけではない。黄金時代の到来という表現にふさわしい、圧倒的な学校文化を形成しつつある。


■“日本一の高校文化祭”で継承される極めて高度な学校文化

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 「国高における”文武両道”の“文”は、文化祭の“文”」と揶揄されることもあるほど、都立国立高校の文化祭、国高祭は熱狂的だ。

全国1000校以上の高校文化祭に足を運んだという高校文化祭研究家のブンブンさんをもってして「国立高校の文化祭は日本一」と断言される。何が凄いのか。

まず来場者が圧倒されるのが、廊下に施される外装の数々。廊下の原形がないほど徹底されており、趣向を凝らしたデザインが我々を楽しませてくれる。特に、高校生活3年間の集大成である高3クラスの外装は写真で示すように圧巻だ。

教室内に入ると、これまた、クラス教室の原形がないほど徹底された内装に驚かされる。

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 高3生のクラス演劇の舞台は、実に精巧につくられている。相当な労力が掛かっているはずだ。

国立高校では、先輩たちが書いた“引き継ぎ書”を基に、内装、外装、演出、脚本、照明などを役割分担し、一から創りあげていく。高度な学校文化が、脈々と受け継がれているのだ。

 

■中高一貫校では味わえない! 国高の3年間の濃密さ

こんな言葉が、国立高校にはある。

 「20代に10年かけてする経験を、国高は3年間で経験できる

 青春エネルギーに満ち溢れた国立高校での3年間は、これまでも、そしてこれからも決して味わえない、濃密な時間になることを予感させる。

卒業生に国高生活を聞くと、「最高!」「楽しかった!」という言葉が返るが、「もう一度、国高生をやってみたい?」と聞くと、「無理!勘弁!」という答えが返って来る。あんなに忙しくて濃密な3年間を送ることができるのは、人生で最もエネルギーに満ちた10代のあの3年間しか不可能であることを、国高卒業生は知っているのだ。

だから、国立高校のエネルギーに満ち溢れた特異な校風は、中高一貫の6年制の学校では決して見られない。6年間もあのテンションで学校生活を送るのは大変すぎる。3年制の高校単独校にしか実現できない学校文化なのだ。

近年の高校受験界では、中高一貫の国私立高校へ、高校から途中入学することのデメリットが広く知られるようになり、筑波大附属駒場高校や開成高校、東京学芸大学附属高校といった国私立の難関校であっても、ずいぶんと合格者の入学率が悪くなっている。その多くが、都立トップ校へ進学しているからだ。

都立国立高校も例外ではなく、年々に筑駒や開成といった国私立難関校を蹴っての入学者が増えてる。確かにそれは、中高一貫校の途中入学の敬遠というネガティブな理由も大きい。しかし、それだけではない。都立国立高校の、3年制高校でしか成しえない高度な学校文化を目の当たりにし、それに憧れる中学生が増えているのだ。

今年もまた、多くの中学生たちが、国高祭に足を運び、国高ファンが増えていくに違いない。その彼らが、国高にあこがれ、国高を志し、国高へ入学する。そして、学校文化継承の担い手となる。このサイクルが続く限り、国立高校の第二次黄金時代 は終わらない。


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