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杉並区立宮前中学校・高井戸中学校から都立西高校へ大量進学!?

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■名門都立高のお膝元に“名門公立中学校”あり!

  都立高校が難関大学進学実績を大きく伸ばし、東大合格者の総数は低迷期から2倍以上にまで増加しています。それに伴って脚光を浴びているのが、名門都立高校に多数の合格者を輩出している“名門公立中学校”の存在です。

 例えば、23区内では、千代田区立麹町中学校文京区立第六中学校江戸川区立清新第一中学校が日比谷高校への合格者数の多さから“区立中学御三家”と呼ばれるようになりました。

 今回注目したのは、日比谷高校、都立国立高校と共に都立トップ校の一角である杉並区の都立西高校。全都から最優秀な生徒が集まり、2013年の東大合格数は34名にのぼります。都立西高校の出身中学一覧を見ると、お膝元の杉並区の強さが光ります。


■杉並区立高井戸中学校、宮前中学校が突出した強さ

  杉並区の中でも特に優秀なのが杉並区立高井戸中学校。毎年7~8名程度の都立西高進学者を出し、そのほか日比谷高、国立高、戸山高、大泉高、都立富士高などの難関都立高校にも多数の合格者を輩出する名門中の名門。評判は極めて良く、地域から絶大な信頼を得ています。東京都内の公立中学校で唯一のゴルフ部が存在することでも知られています。

 

 次いで杉並区立宮前中学校の突出ぶりも光ります。都立西高校から300mというまさにお膝元の中学校ですから、自然と西高を目指す空気が生まれ、優秀な進学実績につながっているようです。西高だけで毎年6~7名が進学。そのほかの難関都立高校への進学も好調です。

 高井戸中学校と宮前中学校の西高合格者数の高さが突出しますが、それ以外にも、杉並区立天沼中学校杉並区立和田中学校杉並区立井荻中学校杉並区立西宮中学校杉並区立神明中学校が都立トップ校の合格ランキングのベスト20にランクインしています。杉並区は、東京都内で最も都立トップ校に合格者を輩出している地域といえるでしょう。

 内申点が気になる人もいるでしょうが、東京都内の公立中学校の成績分布の資料を見ると、杉並区の公立中学校の成績は他地域より高めに分布しています。昔の相対評価とは違って、今は成績の割合が決まっていませんから、杉並区のような高学力層が集まる中学校が成績で不利になることはほぼなくなったことを表しています。

 なお都立高校の現在の一般入試制度では、進学校はあまり内申点が重視されず、当日の筆記試験重視になっています。一部では「西高のようなトップ校だとオール5が当たり前」という誤解があるようですが、まったくそんなことはありません。オール4程度での合格者も多数いますし、逆にオール5での不合格もいます。内申点よりも入試の得点力が大切です。さらに、特別選考枠といって一般入試の1割は内申を見ないで選考するので、不登校オール1の西高合格者もいます。保護者世代の都立入試の常識からすると、現在の都立入試はかなり改善されていることを知っておきましょう。

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