墨田川高校・特進クラスを第一志望にした受験例

■素晴らしい結果を出している墨田川高校の進学力

  墨田川高校はここ2~3年で大きく注目度を上げています。一時期は全入に近かった入試倍率が、大学受験指導の面倒見の良さの評判が広まり、人気校となりました。

 評判の理由は今さら語るまでもないと思います。、あの奇跡の進学校復活を遂げた新宿高校や、多摩地区屈指の面倒見の良さが評判の国分寺高校と同じ進学指導重視型単位制が一番の売りです。教員数の数が通常高校よりも多いので、学力別授業や少人数授業によって、かなり丁寧に指導してもらえます。

 教員は公募制で受験指導に定評があり、墨田川高校の教育に賛同する優秀な教員が集まっています。校長先生は墨田川高校OBなので、墨田川高校の良き伝統を大切に守りながらも、より良い学校を創ろうと改革しています。


■特進クラスを第一志望にするという“戦略受験”のススメ

 墨田川高校には特進クラスが存在します。特進クラスの入学偏差値は、通常のクラスよりも偏差値が2~3ポイント程度高く、小松川高校、白鴎高校、三田高校、竹早高校といった都立3番手校と同等のハイレベルな環境になります。

 特進クラスを希望する際に、特別な申請の必要はありません。一般入試の終了後に行われる入学後のクラス分けテストで、最終的に決定がなされます。特進クラス希望であれば、一般入試で上位20%圏内で合格することが一つの目標となるでしょう。Vもぎ・Wもぎの偏差値でいうと、偏差値60以上が最低ライン。63以上あれば確実合格圏内です(参考:都立高校偏差値表)。

 「私立高校には進学したくない」「全員一斉スタートの都立高校で充実した学校生活を送りたい」という中学生は多いでしょう。墨田川高校の特進クラスを第一志望にすると、第二志望が自動的に墨田川高校の進学クラスになるので、滑り止めの私立高校に進学する可能性を減らすことができます。

 

A君の例 (Vもぎ:偏差値63)

「滑り止めの駒込高校にはあまり進学する気でない」

・第一志望・・・墨田川高校[特進クラス 合格確実圏偏差値63]

・第二志望・・・墨田川高校[進学クラス 合格確実圏偏差値61]

・滑り止め・・・私立駒込高校 [併願優遇]

 

 A君は併願の私立高校に魅力を感じず、中高一貫校ではない高校単独校での学校生活を希望しています。Vもぎの偏差値は墨田川高校特進クラスの合格確実圏に達しています。そこで、特進クラスを第一志望として受験をしました。こうすることで、自動的に第二志望が墨田川高校の進学クラスとなります。もしも入試で少し失敗してしまい、特進クラスに落ちてしまったとしても、A君の学力的に進学クラスには確実に合格できます。つまり、滑り止めの私立高校に進学する可能性をゼロに近づけることができるのです。

 両国高校、小松川高校、三田高校、竹早高校、白鴎高校、北園高校、新宿高校、青山高校などの都立2番手校や都立3番手校を検討しているみなさんの中で、「確実に都立高校へ進学したい」「私立高校へ行きたくない」という受験生の皆さんは、墨田川高校の特進クラスを第一志望に受験するという裏技をぜひ検討してみてください。

 

2014年度都立高校入試予想① 募集定員と人気校は?

都立国立高校、戸山高校の募集増に沸く2014年都立入試

 2014年度の都立高校入試の募集定員が発表されています。今年度の東京都内の公立中学校卒業予定者数は、前年の76,808人から増加して77,417人。それに伴って、都立高校全日制の定員は前年比720人増の41,705人となっています。

注目の募集定員増の学校ですが、進学指導重点校である都立国立高校と戸山高校の2校が1学級の定員増となりました。これまで、進学指導重点校の募集定員はほぼ変動がありませんでしたから、今回の定員増は大きなニュースであり、受験生にとって朗報となりました。

日比谷高校、都立西高校と共に都立トップ校である都立国立高校は、今年ついに東京大合格数を20人台に乗せ、ますます勢いに乗っています。それに伴って受験者レベルも上昇していました。戸山高校も、2年連続で東京大に2桁合格を出すなど実績は好調。両校ともに2014年度入試は大激戦が予想されましたから、一定レベルでの倍率の緩和が期待されるところです。

 

逆に、前年度に募集定員を増やしていた都立駒場高校、竹早高校、文京高校の人気進学校3校が募集定員を減らして通常学級体制に戻ります。特に文京高校は、国公立大対応クラス設置などの熱心な受験指導から国公立大を中心とする進学実績が向上。最新のVもぎで受験生の志望が大きく増加しています。そんな中での募集定員減ですから、偏差値アップは確実でしょう。

 

※2014年度入試の募集増加校

学校名 学科名 平成26年度 平成25年度 学級増
蒲田 普通科 6学級 5学級 1学級
戸山 普通科 9学級 8学級 1学級
目黒 普通科 7学級 6学級 1学級
松原 普通科 6学級 5学級 1学級
深沢 普通科 6学級 5学級 1学級
杉並 普通科 8学級 7学級 1学級
石神井 普通科 8学級 7学級 1学級
練馬 普通科 7学級 6学級 1学級
大山 普通科 7学級 6学級 1学級
淵江 普通科 7学級 6学級 1学級
足立新田 普通科 7学級 6学級 1学級
日本橋 普通科 7学級 6学級 1学級
普通科 7学級 6学級 1学級
城東 普通科 9学級 8学級 1学級
小岩 普通科 9学級 8学級 1学級
葛西南 普通科 7学級 6学級 1学級
富士森 普通科 9学級 8学級 1学級
松が谷 普通科 8学級 7学級 1学級
東大和南 普通科 8学級 7学級 1学級
多摩 普通科 6学級 5学級 1学級
秋留台 普通科 7学級 6学級 1学級
久留米西 普通科 7学級 6学級 1学級
東村山西 普通科 7学級 6学級 1学級
清瀬 普通科 8学級 7学級 1学級
狛江 普通科 9学級 8学級 1学級
府中西 普通科 9学級 8学級 1学級
国立 普通科 9学級 8学級 1学級
合計

27学級

 

※2014年度入試の募集減少校 

学校名 学科名 平成26年度 平成25年度 学級減
駒場 普通科 8学級 9学級 -1学級
竹早 普通科 6学級 7学級 -1学級
文京 普通科 8学級 9学級 -1学級
足立西 普通科 5学級 6学級 -1学級
本所 普通科 6学級 7学級 -1学級
紅葉川 普通科 6学級 7学級 -1学級
東大和 普通科 7学級 8学級 -1学級
小平 普通科 7学級 8学級 -1学級
神代 普通科 7学級 8学級 -1学級
合計 -9学級

 


 最新のVもぎ分析・・・ 偏差値上昇の都立高校はどこ?

9月段階でのVもぎの受験者志望校 分析のデータがまとまっています。ますますの都立人気の上昇となりそうな情勢ですが、2014年度にフィーバーしそうな都立高校はどこになるでしょうか。

 

まずは新宿高校。志望者数が増えているだけでなく、志望者の偏差値レベルがほぼ青山高校と並びました。偏差値70オーバーの最上位層のハートも掴んでいます。彼らが高校を卒業する3~4年後には、新宿高校は進学指導重点校となっていることは確実な状況です。

その比較相手の青山高校も上位層が増え人気です。昨年は進学指導重点校の指定が外される可能性があるとして倍率の低下を招きましたが、2014年度は一転して増加しそうです。進学実績も期待できるでしょう。

都立3番手校のなかでは都立三田高校が勢いを強めています。難関私大の実績が伸び続けていることに加え、課題であった国公立大も44名合格と一気に増やしてきました。小山台高校と偏差値で並びそうです。

 

多摩科学技術高校は多摩地区の台風の目。一期生の進学実績好調で、志望者偏差値は、武蔵野北高校、小金井北高校、調布北高校の“サンキタ”にいよいよ並びました。都立トップ校レベルの偏差値の志望者も増えています。今後3~4年で進学実績は爆発的に伸びていくことが確実な状況です。

 

新校舎人気に加えて、特進クラス設置など難関大合格のための面倒見の良さで人気急伸長の石神井高校もさらに勢い。男女共に志望者を増やし、平均偏差値も1~2ポイントアップしています。都立有数の体育祭などの伝統行事も再評価され、進学実績が大きく伸びると予想されています。

 

ほかに、板橋有徳高校葛飾総合高校文京高校広尾高校武蔵丘高校などが志望者を前年比で大きく伸ばしています。いずれも改革熱心な学校で、評判を上げています。

 

受験生はこのような情報に注意しつつも、過度に惑わされず、志望校合格に向けてしっかりと勉強をしていきましょう。


 

両国高校附属中学校の大学進学力の評判は本物

 “地味”に驚く大学進学実績を叩きだす両国高校

“下町の名門校”が代名詞の都立両国高校の大学進学実績がじわじわと受験界で評価されているようだ。自由な校風が多い都立進学校のなかであって、両国高校は堅実な校風だ。戦前の府立三中時代から受け継がれる「自律自修」の校訓 は、自分を厳しく律すること、自ら進んで勉学に励むことをあらわしている。

この校訓がまさに両国高校を象徴している。乱れた服装や頭髪の生徒は見られず、人懐っこくてマジメな気質の生徒が多い。ハイレベルな教育環境と、古くからの「予備校いらず」と呼ばれる熱心な大学受験指導で、評判を不動のものにしつつある。

両国高校が大学進学実績で注目されたのは、2013年の有名国公立大学の現役進学率というあまり見慣れないデータだ。有名国公立大学とは、数ある国公立大の中でも入試難易度や就職実績の高い国公立16大(東京、京都、北海道、東北、名古屋、大阪、九州、東京工業、一橋大、筑波、埼玉、千葉、東京外語、東京農工、首都大学東京、横浜国立)を指す。

その「現役進学率」といことだから、予備校の実績である浪人の数は入らない。さらに、「数」ではなく「率」だから、生徒数の多いとか少ないに影響されない、真の高校の進学力をはかれるというわけだ。データをご覧いただきたい。

1 筑大駒場 47.9%
 2 聖光学院 41.6%
 3 桜蔭学園 40.5%
 4 開成高校 39.1%
 5 栄光学園 37.5%
 6 駒場東邦 32.4%
 7 渋谷幕張 31.5%
 8 女子学院 30.6%
 9 筑波大附 30.5%
 10 県立船橋 29.4%
 11 横浜翠嵐 29.3%
 12 県立千葉 27.4%
 13 都立両国 27.0% ★
 14 浅野高校 27.0%
 15 芝学園高 25.6%
 16 海城高校 25.3%
 17 都立国立 25.2%
 18 私立武蔵 25.0%
 19 都立西高 23.9%
 20 県立浦和 23.5%

両国高校は、 首都圏全体で13位という高い順位に位置している。その前後の高校には、千葉の最難関校である県立千葉高校や、神奈川公立トップの横浜翠嵐高校とほぼ互角。私立では浅野高校や海城高校を上回っている。

就職に強く学費の安いこれらの上位国立大学への進学に、両国高校が入口の偏差値比べて、ずば抜けた強さをもっていることがおわかりいただけるだろう。

 

国公立大の現役進学率が都立No.1 元祖、面倒見進学校

両国高校の大学進学実績の強さが表れるのはそれだけではない。国公立大学への現役進学率が、あの都立日比谷高、都立西高、都立国立高という都立トップ校を抜いて都立でトップなのだ。

数で数えれば、両国高校よりも進学数の多い学校はあるが、1学年の学校規模の大きくない両国高校は、このような“率”で計算すると急浮上してくる。普段はどうしても我々は数を意識して比べがちだ。冷静に“率”で比較した者だけが、両国高校の堅実すぎる進学実績に気付くことができるのだ。


 

 

国公立大学進学に強いおすすめ都立高校

都立高校から国公立大学で経済的な進学を目指す!

近年、都立高校からの国公立大学合格実績が大きく伸びています。特に学費の安い国公立大学への進学を希望する高校生の増加に答えるかたちで、各都立高校が国公立大学への現役合格のサポート充実を争っています。

数ある面倒見型の都立高校の中でも、国公立大学進学希望者におすすめの都立高校を厳選して紹介します。志望校選びの参考にしてみてください。

 

国公立大学合格者数No.1 ! 八王子東高校の面倒見

「とにかく面倒見が良い」と生徒からはもちろん、保護者からの評価も極めて高いのが八王子東高校(八王子市)です。 都立No.1の国公立大学合格者数が売り。その数なんと、2013年度が184人。過半数が国立大学進学の切符を手にしています。

週刊誌『AERA』の「名門都立高の人気復活」という記事では、八王子東高校は塾から「重点校のなかで一番生徒を伸ばす」という評判があると伝えています。

面倒見の良さの一端は、例えば個人面談の多さからも見てとれます。1~2年生では年4回、3年生は5回以上! 頻繁に面談をして、学力状況や志望校設定から、学校生活の悩み相談までを受けています。部活動との両立をはかるために、保護者対象の部活動保護者会も開いています。

今春も東京大をはじめ多くの最難関大学に塾に通うことなく合格する生徒を輩出しました。元祖「予備校いらず」の進学校です。

 

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八王子東高校の学校紹介 -都立高校への道

八王子東高校、過去最多の国公立大合格者数輩出 -受験ランキング

 

国公立大学“現役合格率”No.1! 硬派の両国高校

両国高校の校舎のある一角には、校内実力テストの成績優秀者の名前の敬意を込めた掲示。規律や儀礼を重んじる教育指導。「自律自修」の教育方針は、しっかりとした規律規則を重んじる中で、生徒の自主的活動を推奨する気風を生んでいます。

今どき珍しい硬派な進学校である両国高校は、伝統的に国公立大学への現役合格にめっぽう強いことで知られています。その証が、国公立大学への現役合格率が都立首位という成果。他校と比べて1学年の生徒数の少ない両国高校は、合格“率”でトップの成績を出しています。

その秘密は、「勉強の両国」と地元で評されるほどの徹底した受験指導。特に国公立大の二次試験で必要な「書く力」を養うために、「考える国語」という独自科目があります。伝統の国語教育の強さは、あの芥川龍之介や堀辰雄など、数多くの文豪を輩出してきました。

▽両国高校の評判をもっと調べる

両国高校の学校紹介 -都立高校への道

 

国立大合格数が10年で17倍増加 新宿高校の奇跡

 受験情報誌では「東京で一番学習面倒見が良い」と紹介され、最大手通信教育Z会が「最もおすすめな高校は新宿高校」と実名で紹介がされています。もはや説明の必要がない、今東京で最も大学進学実績が伸びている大躍進の進学校です。

10年前は5人しかいなかった国公立大の現役合格数が、今春は85人まで合格が増えました。サンデー毎日による「10年間で伸びた高校」では都内トップの伸び率を記録しています。

その秘密の一つが、徹底した学力別少人数授業。数学から国語に至るまで、主要教科のほとんどをレベル別授業で受けます。できる教科はどんどん伸ばして、できない教科はわかるまで。学力が伸びないはずがありません。

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新宿高校の学校情報 -都立高校への道

新宿高校の大躍進が止まらない -中高受験新報 【オススメ記事】

 

 理系に特化した新しい進学校 多摩科学技術高校

 多摩地区の小金井市に新しい進学校が生まれました。多摩科学技術高校です。理系の難関大学進学を目指す、理系に特化した進学校です。1期生は知名度不足から定員割れしたのですが、卒業時には入学時の学力からは考えられない大量の国公立大合格者を出し、教育関係者から驚きの声が上がっています。

校舎の実験設備は高校としては日本屈指。大学にあるような設備が校内いたるところに設置されています。2013年の「塾がすすめる注目の高校」にも選ばれました。最近は偏差値65オーバーの優秀層の進学も増え、将来の大学進学実績はますます伸びる子確実です。

▽多摩科学技術高校の評判をもっと調べる

多摩科学技術高校の学校情報 -都立高校への道

 

「国公立クラス」で実績上昇 文京高校

文京高校は近年、じわじわと国公立大学への合格者数を伸ばしています。2013年度は13人合格と過去最多となりました。数年前までは2~3名程度しか合格しませんでしたから、着実に伸ばしています。

その秘密は「国公立クラス」の設置。国公立大学への進学を強く希望する生徒が集まったこのクラスは、校内夏期講習も絶対参加で3年間で鍛えられます。その成果が卒業時に数字となって表れています。

▽文京高校の評判をもっと調べる

文京高校の学校情報 -都立高校への道

 


大学進学実績が伸びていて評判の都立高校 2013年決定版

大きく伸びた都立高校からの難関大学進学実績

「超難関大」の代名詞である東京大の合格者の総数が、都立高校全体で139名と過去20年で最高値に達したことは受験界の大きなニュースとなった。高校受験を経た私立高校への入学者から東大合格者が消えつつあるのとは対照的だ。

 

東大だけではなく、このところ、都立高校全体の難関大学の進学実績が大きく伸びている。最難関大学(東大・京大・一橋大・東京工業大・国立医学部)の合格数は多くの都立校で平成以後の最多記録を更新し、「高校入試から難関国立大を目指すには、一にも二にも都立の進学校」という評判が巷ではたちつつあるようだ。国公立大グループ、早慶上智グループ、MARCHグループでの伸びも著しい。

 

2013年度の大学進学実績の分析を経て、大学進学実績が伸びていて評判が良い、注目校を集めてみた。志望校選びの参考にされたい。

 

■日比谷高校

 ~医学部合格者数が大きく増加で高校入試校でTOPの実績~

2013年の日比谷高校も最難関大進学に強さを発揮した。今春は、東大と難易度が同等である国立大学医学部医学科に26名の合格。高校入試校の中で、都内で1位の実績。SSH指定で、東大だけでなく医学部への強さ「高校入試からでは国立大医学部は無理」と、10年ほど前に都内の某私立中学校が言い放っていたが、日比谷はその説を打ち破った。都内では数少ない、“高校受験を経てから医学部を目指せる進学校”といえる。

 

■多摩科学技術高校

 ~一期生が期待以上の進学実績、都立トップ校とも悩む候補~

 多摩地区のみならず、東京全都の中核となる理数系の進学校を目指した多摩科学技術高校は、一期生から期待以上の大学進学実績を残してきた。一期生の高校入試時は定員割れで二次募集もおこなうなど生徒募集で苦戦。それでも、手塩に掛けて3年間育ち、卒業時には近隣ライバル校の武蔵野北高や小金井北高を上回る国立大合格率をたたき出した。見事というほかない抜群の教育力。三期生以降は一般入試でも倍率が2倍を超す人気校に。偏差値も60を超えてきた。3~4年後には、立川高や国分寺高といった都立2番手クラスの進学校に理系実績では追いつきそう。都立トップ校に合格する力を持つ受験生もさらに増えそう。全都立校中、今最も熱い期待を受けている学校だ。

 

■調布北高校

 ~“サンキタ”で最も成長著しい改革派の躍進校~

校章は日本を代表する蝶、“おほむらさき”。これが象徴するような、自由でおおらかな明るい校風の調布北高校の進学実績の躍進は目覚ましいものがある。2013年の国公立大実績は20名で過去最高を達成。早慶上智は5年前の3倍、MARCHは2倍と増加のペースが速い。数年前より積極的に進学校としての学校改革に乗りだし、それが軌道に乗っている。2年次以降は特進クラスを設置して進学指導重点校合格レベルの生徒にも対応。武蔵野北高、小金井北高と共に“サンキタ”と呼ぶが、5年前は“サンキタ”の中で3番目であった。今年以降は完全に並んだといってもいい。

 

■豊多摩高校

 ~独創性を重んじる校風+伸びる進学実績=無限大の可能性~

豊多摩高校はおもしろい。東京都内で最も独創性を重んじるといわれるように、オリジナルな個性を最大限に尊重する伝統が根付いている、特異な校風だ。自由な校風というカデゴリの中でも一線を画す。ジブリの宮崎駿や、詩人の谷川俊太郎の出身校といえばイメージはつきやすいだろうか。生徒のことは“学友”と呼び、生徒独自の学友会とよばれる機関が強い主体性をもって学校全般を仕切っている。学校は大学進学へのサポートに力を入れ、進学実績は大きく伸びている。特に国公立大実績は近年で最多であった。都立3番手校に復帰して、大泉高、竹早高、小山台高、武蔵野北高などと悩むレベルにまで上がってきた。

 

調布北高校、改革が評判呼び2015年の注目校に

特別進学クラスを設置へ サンキタ、調布北高が学校改革

 

 学校改革を進め大きな成果を上げている調布北高校(調布市)が、2013年度から2014年度にかけて、特進クラス設置を含む、更なる大改革を実行。2015年~2016年度の入試で注目を集めている。

 調布北高校は、受験者レベルでは都立3番手校に属する進学校。地域には、同じ偏差値帯の武蔵野北高校(武蔵野市)、小金井北高校(小金井市)と比較されることが多く、3校はまとめてサンキタ(三北)と呼ばれている。

 進学校として知られる同校であるが、一時期は進学実績が低迷することもあった。そこで数年前より大きな学校改革を断行。取り組みを紹介する。

①高校1年次に2泊3日でおこなう全員参加の勉強合宿

②差のつきやすい英語・数学で学力別少人数授業を実施する手厚いフォロー

③1年から3年生まで延べ7000人以上が参加する夏期講習会

④土曜日授業の復活と土曜進学講習の実施

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↑調布北高校の勉強合宿の様子。山中湖で、基礎クラスと発展クラスに分かれて勉強漬け!今どきの受験指導に手厚い都立高校を象徴している。

学校公式サイトに夏期講習会の詳細が載っている。講習内容を見る。「センター漢文」「MARCHの古文」「センター数ⅡB」「センターリスニング対策」どれも予備校顔負けの実践的な講習内容だ。 講習会はもちろん無料で開かれる。予備校に行かなくとも、学校の普段の勉強と、学校主催の講習会の利用で、国立大学や難関私大に合格している。自主参加だが、参加人数は延べ7000人。平均、一人当たり7回以上に参加しているということになる。

 

国立大合格が9人から27人に激増 難関私大も5年間で3倍 

努力は進学実績という成果となって如実にあらわれている。調布北高校の2015年度の今春の大学進学実績状況は近年で最も良い数字に。国立大学は例年8~9人前後だったが、今年は27人と急激に増加。難関私立大学はもっと増えている。早慶上理グループは、5年間で10人から28人と約3倍に。MARCHも64人から127人と約2倍に増えた。

生徒のなかで、国立大学や早慶上理が、ごく当たり前に目標とする大学となった。またMARCHの合格総数は100人を超え、大量に進学者を出すようにもなった。調布北高校は見事に、上昇トレンドに乗った「伸びる進学校」への仲間入りを果たした。



 

特進クラスは進学指導重点校並みのハイレベル内容

2013年からの第二の改革の目玉が特進クラスの設置だ。区部の都立高校は、新宿高校、文京高校、墨田川高校、田園調布高校など、特進クラスの設置を契機に爆発的に進学実績を伸ばした学校が多い。しかし多摩地区では、まだまだ特進クラスの設置は珍しく新鮮だ。調布北高校は多摩地区でも先駆け的な存在となる。

気になる詳細だが、名称は特別進学クラス。2年次に1クラス設置して、3年次も引き継ぐ。選抜は1年2学期までの模試や定期試験の結果に本人の希望を考慮して決定する。

特別進学クラスは、学力トップ層が集まることから、立川高や八王子東高といった進学指導重点校にも匹敵するレベルの、難関大を意識したハイレベルな授業内容となる。月曜日の7時間目には、学校がおこなう英語と数学の演習授業(大学入試問題などを解く実戦演習時間)に必ず参加などの決まりがある。

1年生は入学後も、特進クラスに入るという高いモチベーションで勉強することができる。中だるみ対策という意味で大いに有効だ。

また学力上位層をさらに伸ばす環境をつくるという意味で、調布北高校の特進クラス設置の意義は大きいと感じる。例えば、「確実に都立高校へ進学したい」という高偏差値の受験生が、不合格の可能性もある立川高や国分寺高の受験リスクを避け、調布北高校に確実に合格。その後特進クラスへ進学して、難関大を目指すという選択も有力になってきそうだ。

調布北高校は、初代校長が唱えた明るくおおらかな校風と、「おほむらさき」のトレードマークが深く浸透している。入学後の生徒からの評判も良く、2016年度入試は注目校になるだろう。サンキタの中で最も注視すべき学校だ。

 

豊多摩高校の大学進学実績が上昇で注目

国公立大学に大量合格で豊多摩高校が完全復活

杉並区の豊多摩高校は、2013年度の大学進学実績の向上が著しく、受験関係者の注目を浴びている。

2013年度の国公立大学の合格者は35名にのぼる。これはデータのある近年の数字では最も多い。また難関私大も好調で、明治大は3年前と比較して5倍増。立教大は4倍、法政大は5倍など、MARCHに大量の合格者を出すようになってきた。

 

豊多摩高校では、伝統ある独創性を大切にした自由な校風を受け継ぎながらも、時代に合わせた学校改革をおこなってきた。

 

①東京学芸大学などの有名大学との高大提携による受講制度の実現

②夏休みには70講座以上の講習を開き、塾に頼らない進学対策

③差がつきやすい英語と数学は少人数の学力別授業編成で基礎~応用で細かな対応

④土曜日授業の実施や土曜日補習、土曜日自習教室の開校

 

偏差値上昇で都立3番手校に仲間入りを果たす

進学実績は大きく上昇して、悲願の都立3番手校への仲間入りとなった。都立3番手校は、大泉高校、富士高校、駒場高校、武蔵野北高校、三田高校などの上位進学校グループのこと。

 

入学者の偏差値が上がっているために、進学実績はまだまだ伸びることが予想される。国公立大に40~50人ぐらいが合格する難関進学校にまで復活することは確実だろう。中高一貫校ではないために、全員が一斉に学校生活をスタートできる良さも人気の理由となっている。

 

独創性を重んじる校風が一番の魅力… 谷川俊太郎や宮崎駿の後輩に

 豊多摩人気が上がっているのは、難関大学への進学率が年々上がっているにもかかわらず、伝統ある校風を受け継いでいるからだ。

 

上位校は自由な校風が多いが、その中でも豊多摩高校は、独創性を大切にする特異な校風で知られている。

豊多摩では、生徒のことを“学友”と呼ぶ。行事を運営するのは、学友会と呼ばれる生徒による自主組織。伝統的に、生徒の自主性・主体性・独創性を、ほかのどんな自由な校風の学校よりも重んじる校風が根付いている。数年前、委員会組織の再編成を生徒の自発的提案によっておこなったことは有名な話だ。

そして、こうした他校に類を見たい独自の校風が、詩人、谷川俊太郎や、ジブリの宮崎駿などを生んだのは間違いない。豊多摩の生徒は、愛校心も人一倍強いのだ。

校風の継承と進学実績の躍進がマッチして、豊多摩高校は評判が大きく上がっている。2014年度も更なる人気を集めそうだ。

多摩科学技術高校 2014年度の入試予想

2013年12月に最新情報更新
前年比偏差値2UP 偏差値60台が主流に

 2013年10月の最新のVもぎの集計結果が、受験関係者に公表された。10月のVもぎは都内公立中学生の約4割が受検しており、2014年度入試を占うかなり信憑性ある資料となる。10月段階の集計では、多摩科学技術高校がさらに志望者平均偏差値を上げている。前年比で偏差値は2ポイントのアップで大幅な上昇だ。開校以来偏差値を上げているが、これで4年連続の偏差値アップは確実となった。

 本紙では昨年も「多摩科学技術高校が偏差値60台層に大受け」という記事で躍進を伝えているが、この勢いがますます増している状況だ。高校としては国内屈指の設備を誇る新校舎に移転したことや、定員割れにもかかわらず好調な1期生の進学実績、SSH指定による潤沢な予算と教育環境の充実など、受験生が集まる好条件が続いたことが影響している模様だ。志望者も増え前年比で132%増となっている。

 

多摩科学技術高校の4年後はー 都立2番手校入り本命だ 

 

 理系に特化した21世紀型の進学校は、受験地図を大きく塗り替えようとしている。多摩科学技術高校が多摩地区に起こした地殻変動は大きい。安泰としていた都立3番手校、武蔵野北高校、小金井北高校、調布北高校のいわゆるサンキタに、多摩科学技術高校が彗星のごとく現れたかたちだ。

 もちろん、普通科と科学技術科のコンセプトの違いはある、だが、偏差値が高騰し、進学実績で結果を出してきた以上、普通科進学校は多摩科学技術高校を無視できなくなってきた。

 今春の1期生と来春卒業の2期生は、一般入試で大幅な定員割れを起こした世代だ。学力の幅が広いので、数字ではまだ脅威といえるほどの実績は出ないだろう。だが、3期生以降の学力急伸世代からは、都立3番手校を確実に凌駕する国立大実績が出る。1期生ですら、理系の国立大現役実績は多摩科学技術高校が勝っているからだ。

今の中3生が高校を卒業する、多摩科技の4年後の未来は。偏差値がさらに2ポイントアップし、都立3番手校を上回る勢いの世代だ。大学受験時にも高い進学実績を残すだろう。都立3番手校を超えて、立川高校、国分寺高校、武蔵高校、新宿高校といった都立2番手校入りの本命となるだろう。


 

都立トップ校と悩み進学する生徒も SSHの恩恵多大

 2012年に文科省から指定を受けたスーパーサイエンスハイスクール(SSH)。元々の高度な実験設備に加えて、国から年間1000万円という予算がつくために、2013年度以降の入学生は多大な恩恵を受けている。来春入学の生徒は、無条件に3年間この恩恵を受け続けることとなる。

 都立トップ校と悩んで多摩科学技術高校を志望校に決めたという2013年度受験の中学3年生は、「都立西高や都立国立高も検討したが、最終的に志望校を多摩科学技術高校に決めた。大学並みの実験環境があること、国立大学進学に力を入れていることが決め手。大学は東京工業大学を目指して、将来は科学者になりたい。」と話した。(中高受験新報記事)

 

 

私立高校と都立高校で悩んでいる皆さんへ

間違いだらけの保護者や生徒の「高校観」

都立高校が第一志望であったのに、入試の時期が近づくにつれて、「ひょっとしたら私立高校に進学したほうがいいのではないか」と揺れ動く保護者や生徒がいます。

しかし、私立高校はビジネスなので、多くの誇張された情報やデタラメの情報を流して、保護者や受験生に揺さ振りをかけています。冷静に判断してもらうために、ここで私立高校と都立高校の実態について述べたいと思います。

■私立高校は塾に通わず大学受験!?・・・ありえない!

予備校に足を運んでみてください。「本校は塾いらずです」とアッピールしている私立高校の生徒の多いこと多いこと。もしもあなたが、「都立高校に進学して大学受験で予備校に通うなら、塾に通う必要のない私立高校に通った方が良いのでは」という考えを持っていたら、私立高校の宣伝にまんまと引っかかっているといえます。

私立高校は、「受験生を増やして授業料をたくさん稼ごう」とする企業です。私立高校の説明会に行けば、一部の良心的私立高をのぞいて、「本校は大学受験指導が充実!」「予備校に通わずに難関大学に合格!」「公立・都立よりも私立がお得!」と洗脳的な宣伝をします。悪いことは一切いいません。

受験事情に疎い保護者や、何も知らない純粋な中学生は、つくられた説明会に 「私立はスゴイ!」と簡単にだまされてしまいます。私立高校は都立高校よりも宣伝上手です。

実際には、私立高校も都立高校も通塾率は変わりません。肌感覚では、私立高校のほうが通塾率が高いすら感じます。最近は難関大学進学に熱心な都立高校が増えたために、都立生が塾に通う必要性が薄れて、通塾率が減っていることも理由です。

■私立高校は“アルバイト先生”が4割で大問題化!

「授業料が高い分、私立高校のほうが教師の質が良い」なんて言う人もいますが、これもかなりあやしい情報です。私立高校は、非正規の教員、つまり“アルバイト先生”の数がとても多いからです。私立高校にとっては不都合な事実なので、中学生や保護者には知られないように情報を流しませんでした。ところが、20121013日、全国紙の朝日新聞の一面で『私立高校の約4割が非正規、経営難で人件費抑制』と出たもんだから、実態が広く知られてしまいました。

さらにNHKでは11月、東京都内の私立高校の「派遣教師」の実態を特集しました。最近問題になっている派遣社員の先生版です。彼らは非常に給与の低い非正規で、アルバイトに近い形で短期で雇われます。都内のある私立高校では、少ない専任教員を特進クラスの中の一部の有望な生徒にあてて、それ以外の大多数の生徒は、アルバイト先生ばかりに任せています。当然、アルバイト型の派遣教師は、すぐに学校からいなくなります。教えてもらう先生はコロコロ変わって一貫性がありません。すべては経営のためです。

ごく一部の、例えば早稲田大学や慶應義塾大学といった超名門大学の付属高校なんかは、相当に優秀な教員を集めて、非正規教員の比率も低く抑えています。また、中学入試のトップクラスの名門私立中高一貫校も、非正規教員の少ないようです。

しかし、それ以外の私立高校の大半は、このような実態があるということを、特に、高校入試を実施している学校は要注意です。それに対して、都立高校は正規教員の比率が高いですから、教員の質という点では、私立高校よりも都立高校のほうが高く安定性があると断言できます。

■高校入試組よりも中学入試組が大切にされる現実

これは附属中学校のある私立高校で多い問題です。検討している私立高校がありましたら、附属中学校の存在の有無を確認してみてください。また、中学入試組と高校入試組の比率にも注意してみてください。

例えば、東京都内の私立A高校。難関校ですが、「中学入試組と高校入試組の軋轢がある」「内進生が高校入学生を見下している」といった良くない噂が絶えない学校です。A高校の近年の入試状況を見ると、高校募集の人数を徐々に減らしていて、中学募集の人数を増やしています。高校入試からの入学者が、年々肩身の狭い思いをするようになってきていることは想像に難くありません。同じ学校の生徒のはずなのに、高3になるまでずっと別クラスで隔離。学校側に、中学入学組と高校入学組は違う集団という意識が強くあることがわかります。

最近は私立高校が附属中学校を開校して、中高一貫教育に力を入れていることもあって、教育の比重も内進生におかれています。高校から入学した生徒が、「先生は内進生のほうが大切なんだ」と不満を持っていることもあるようです。もちろん説明会で表向きは「内進生も高入生も関係ありませんし、すぐに打ち解けます」と言うでしょう。でも、表向きのタテマエであることをお忘れなく・・・・・・。


■私立高校は進学実績で生徒と保護者を巧みにだます

私立高校は必死で、「大学合格実績が伸びています!」とアッピールします。「東大に合格者が出ました!」「早稲田、慶応の合格者が増えています!」「第一志望の都立高校と比べたら、本校のほうが進学実績は良いですよ!」と。威勢が良いですよね(笑)

進学実績というのは、保護者の最大の関心事かと思います。私立高校と都立高校のどちらが良いか悩んでいるケースでは、たいてい「私立高校のほうが進学実績が良いし、現役進学率も高いみたい。都立高校へ進学するよりも良い大学へ行けるのではないか」といった感じです。そう思った瞬間、あなたは私立高校の巧みな技術でだまされているのです。

1.中高一貫校は内進生の実績ばかり

まず、検討している私立高校の附属中学校の有無を確認してください。附属中学校のある私立高校は、難関大学に合格するほとんどが中学入試組。高校入試組は受かりません。これは実例を挙げたほうが分かりやすいですね。たとえば豊島岡女子学園高校(豊島区)。東大に25人受かっていますが、高校入学からの合格はたった2人です。さらに城北高校(板橋区)。早稲田大に178人合格はスゴイ。でも、高校入学からの合格は24人。合格率は都立の2番手校以下です。すごいのは中高一貫生であって、高校入学生ではありません。つまり、高校から入学する生徒は難関大に全然受かっていないけれども、中学校から入学した生徒が難関大に受かっているので、全体の進学実績は良く見えて、高校から入学しても、この学校に入れば難関大に合格できると錯覚する・・・ということです。

2.特進クラスの上位層だけが実績を出す仕組み

今度は、私立高校のクラス編成を確認してみてください。「特進クラス」「進学クラス」などと学力別に分かれている学校は要注意。さらに「東大クラス」だとか「スーパー特進」なんてある学校はもっと注意。

このような学校の場合、一番学力レベルの高いクラス以外は、授業料をどんどん払ってもらう良いお客さんになってしまいます。難関大合格者はほぼ全員が、特進クラスによるもの。逆に特進クラス以外だと、勉強環境は著しく悪くなります。「成績次第では、通常クラスからも特進クラスに上がれます」なんて言うかもしれませんが、これも信用してはいけません。「生徒の大半を占める通常クラスからは、先生の質も悪いし周りの生徒も意識が低いから大学進学は無理だよ。それが嫌なら死ぬ気で勉強しろ。もしかしたら1人か2人ぐらいは特進に上げてあげるかもよ」ぐらいなもので、まず自分の子供が特進に上がれると考えてはいけません。

ちなみに、NHKの特集によると、私立高校は特進クラスのなかで一番出来の良いクラスにだけ、数少ない学校の専任教師を当てて、それなりに質の良い授業を受けさせて、それ以外の大半のクラスは、アルバイトの派遣教師や非常勤教師に授業を任せているそうです。 何度も言いますが、私立高校は「ビジネス」に基づく企業です。学校の宣伝になりそうな学力トップクラスの生徒以外は、 極論ですが、低水準の教育で、高い授業料を収めてくれるカモなのです。

■私立高校の単願受験は“百害あって一利なし”

1.私立高校の個別説明会は危険がいっぱい

某私立高校の個別説明会。「都立第一志望で、私立の併願優遇を利用したいが、内申点の基準が足りない」と相談。私立高校の先生は、待ってましたと一言。「本校を単願受験してはいかがでしょうか。そうすれば基準には達していますので合格できますよ。」

今までずっと都立高校第一志望で勉強してきたのに、突然の私立高校側からの「本校を第一志望に受験してみては?」という勧め。さらに私立高校側の誘惑は進みます。

「都立に行っても塾は必須です。本校なら予備校に行かずに大学へ行けますよ」

「あー。都立A高校ですね。あそこは浪人が多いですよね。本校のほうが進学実績も良いですよ。ほら。」

「都立はダメですよ。将来を考えるなら私立です。」

「今決めていただければ、合格を確約できます。」

生徒や保護者も、一刻も早く高校受験から解放されたいという思いがあるはずです。このスキを、私立高校は見逃しません。結果として、毎年多くの受験生が、私立高校からの単願誘惑に負けてしまうのです。

1.私立推薦を勧める学校の先生は信頼せずに疑え

私立高校の先生だけではありません。「本人の学力よりもレベルの低い私立高校に、さっさと推薦で合格させてしまおう。」と考える公立中学校の先生が一部にいます。このような先生が担任だったときは要注意です。彼らは、生徒の希望や将来よりも、とにかく“さっさと進学先を決めること”を優先して進路指導をします。三者面談で、都立高校を第一志望に勉強をしてきたのに、「○○君は勉強を頑張っているから、私立A高校から推薦の依頼がきているよ」「私立A高校は○○君に合っていると思うよ。ここに決めたら、もう受験勉強を続ける必要もなくなるよ。どうする?」と、暗に私立A高校に志望変更するよう誘導。

中3生も、この時期というのは受験に対して不安になりがちで、「早く進学先を決めたい」という気持ちから、甘い誘惑にのってしまいがちです。この誘惑に引っかかってしまったら、その後の人生に大きな負の影響を与えてしまうことを知らずに。

都立志望から私立推薦に変更してしまう時点で、実はまんまと、“私立高校ビジネス”に引っかかり、“自分のため”ではなく、“学校の先生のため”の進路変更となってしまっているのです。このような誘惑・誘導には断固として乗らないよう細心の注意を払いましょう。