■多摩科学技術高校の躍進はだれにも止められない!?


新設校から超難関の東大推薦入試に合格者を輩出―


多摩科学技術高校が、新設わずか7年目で、超難関といわれる東京大学の推薦入試に合格者を輩出したニュースが、週刊誌やテレビ番組でも取り上げられ話題となっています。

東京大学の推薦入試に合格するには、国際大会等での卓越した実績が必要となっています。一般入試合格者の3012人に対して、推薦入試はわずか71人しか合格のいない狭き門。全国から指折りの超進学校の猛者が合格を出すなかで、21世紀型教育の新しい学校が合格者を出したのだから、注目されるのも無理はありません。合格した生徒は、多摩科学技術高校での学校研究の実績が認められたといいます。どのような研究だったのでしょうか。

「枯葉を使って重金属を開発しようという研究です。工業廃水に含まれる鉛などの重金属を枯葉を使って取り出し、水を浄化する研究を行いました。研究内容自体は、大学学部レベルを超えて大学院の修士と同等だったと思います。」(担当教師談)

多摩科学技術高校では、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定されていて、国内外のネットワークや研究ノウハウが豊富です。彼の研究内容は、高校のサポートによってシンガポールのでプレゼンテーションをするにまで発展。プレゼンはすべて英語でした。

東大推薦合格だけではありません。多摩科学技術高校は、学習塾関係者が「奇跡のような進学実績の上昇」と称するほどの躍進を続けています。2017年の国公立大学合格者数は、ついに50名を突破。東京工業大学のような最難関国立大にも合格を出すようになりました。

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都内の学習塾の先生が選ぶ「塾が中学生にすすめたい高校」では、新宿高校を抜いて以来、3年連続で1位に選ばれ続けています。高校に対してシビアな目を持つ学習塾の先生たちをもってして「多摩科学技術高校は本当におすすめしたい学校だ」と言わせる魅力は何なのでしょうか。秘密を探りながら、さらなる躍進が期待できる2020年以降も考えていきましょう。


■本当に高校!? 全国で最も理系設備が充実した進学校! 

「ここって本当に高校!?」

多摩科学技術高校を初めて訪れる人は、誰もが抱く感想でしょう。大学の実験室や、企業の研究室にしか置かれていない一級品の実験機材が並びます。

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多摩科学技術高校は、文部科学省よりスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されており、国から1000万円の予算がつきます。2017年には、無事SSHの二期目に選ばれました。

生徒たちは、普通科目以外に、興味や希望進路に応じて先端技術の4領域の中から一つを選んで学びます。3年次には卒業研究に取り組み、発表をします。

例えば4領域の一つである「ナノテクノロジー」は、髪の毛の8万分の1の加工技術という、極めて微小な世界を理解する学問です。1年次に、単位、次元、電子顕微鏡などの基礎を学んだうえで、二年次以降には、電子線描画装置を用いたナノメートルの加工を行う実習を行います。

こうした教育は21世紀型教育と言われており、昨今、大変に注目を集めている教育実践です。21世紀型教育は大学からの評価が極めて高く、そのおかげで多摩科学技術高校の生徒たちは、一般入試のみならず、AO入試といった推薦入試で国公立大学への合格を勝ち取る生徒が多いのです。


■少数精鋭の教育、朝や午後補習が充実

多摩科学技術高校は、生徒人数や1クラスの人数を少なめにしていて、一人ひとりしっかりと目が行き届く環境を整えています。

私立高校の進学校は、一般的な1クラス人数が44~45人程度。都立高校は40人程度。それに対して、多摩科学技術高校は1クラス35人にまで人数を抑えています。1学年も210人と少数精鋭の集団です。

しかも、学校内にはゼミ室とよばれる少人数授業専用の教室がたくさんあり、主要科目の多くは、少人数制の学力別授業を行っています。大学のゼミを思わせるような少人数に1人の先生が指導するという、なんとも贅沢な環境です。

さて、国公立大学を目指すためには、理系科目はもちろん、文系科目も含めて幅広い学習が必須です。「多摩科学技術高校は、文系の指導は大丈夫なの?」と疑問を持つ人もいるかもしれません。

しかし、安心してください。多摩科学技術高校は、補習や講習が大変充実しています。特に、理系生にとって穴になりがちな地歴公民や国語は、朝補習に午後補習、夏期講習や冬期講習など、学校がかなり手厚く補習や講習で面倒を見てくれます。これらの補講を上手に活用すれば、学校の勉強だけでも十分に国公立大学を目指すことができます。

■中高一貫校ではない理想的環境!  オタクが多い学校!?

私立高校と比べて、多摩科学技術高校は「中高一貫校ではない」という良さも挙げられます。都内の私立高校を選ぼうとした場合、ほとんどの学校が中高一貫校で、附属中学校を持っています。

高校入学の時点で、すでにたくさんの内進生が友達の輪を形成していて、馴染めなかったり、部活動や学校行事を内進生が主導し、高校入学の生徒が入りづらい雰囲気があったりします。また、中高一貫校の私立高校は、大学合格実績を内進生が稼ぐというのが常識で、高校入学の生徒は実績が劣っているのが普通です。

多摩科学技術高校は、附属中学校がありませんから、内進生とか、高入生みたいな括りはありません。みんなが一緒に入学してきて、一緒に勉強や行事を経験して、卒業します。素晴らしい大学合格実績も、すべてが高校入学の生徒によるものです。

昨今問題になっている、中高一貫校への途中入学の後悔ということは、多摩科学技術高校では起こりません。

多摩科学技術高校の生徒たちに聞くと、口をそろえて「たまかぎの人たちは変わった人とか、オタク的な人が多い」と言います。

「アニメオタク、鉄道オタク、数学オタク、生物オタク、パソコンオタク……なんでもいます。他の高校だと浮いてしまうような人も、たまかぎなら当たり前なので浮きません(笑)」

多摩科学技術高校のオタク率の高さは、部活動にも表れています。例えば、パソコン部の部員数は50名以上。都内でも有数の人数の多さです。パソコン部はプログラミング言語を学ぶ班、部内サーバーの管理やハードウェアを扱う班、画像加工を扱う班など、希望に応じてさらに分かれます。パソコン甲子園や情報オリンピックにも出場するなど、都内屈指の盛んさです。

変わった部活動が多いのも多摩科学技術高校の特徴。ロボット研究部では、ロボットを製作して、ロボット大会に出場しています。無線工作部では、無線を用いた作品の制作や、なんと電気自動車の制作も! 部員数80名以上を誇る科学研究部では、数学班、化学・物理班、生物班、生活科学班に分かれてそれぞれの班が研究活動や作品制作に打ち込みます。2017年には、鉄道好きの集まり、交通技術研究同好会が設立しました。マニアックな部活動が次々と生まれています。

他校にはない特徴的な部活動の多さは、多摩科学技術高校の校風を象徴していると言えそうですね。

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■都立2番手校の国分寺高校に追いつく勢いで偏差値が伸びる

「東京都内で最も偏差値が伸びている高校」と称される多摩科学技術高校は、開校前の偏差値予想が48という衝撃的低さ。ところが、学力の高くない定員割れ世代の生徒達が3年後に次々と国立大に合格。「あの高校はどうなってんだ!?」と一躍に注目校となりました。

その後、偏差値はうなぎ上りに上昇して、数年前に60のラインを突破して都立3番手校の上位進学校群に仲間入り。進学実績の躍進やマスメディアでの報道によって好循環が続き、2018年の合格確実圏偏差値はなんと66という高さにまでアップ。いよいよ、多摩地区の都立3番手校の雄である武蔵野北高校と並びました。

○都立トップ校

73 都立国立高校

○都立2番手校

70 八王子東高校

69 立川高校、都立武蔵高校

68 国分寺高校

○都立3番手校

66 多摩科学技術高校 武蔵野北高校

64 町田高校、小金井北高校

63 日野台高校、調布北高校

※「Vもぎ・Wもぎ 都立高校偏差値」より引用

ここまで上昇するのは当然の成り行きです。2017年現在、多摩地区の都立3番手校の中で国公立大学合格率は断トツのNo.1。今や「理系の国公立大学に進学したいなら多摩科技」という評判なのです。偏差値65前後の理系志向の生徒達は多摩科学技術高校を積極的に志望校にしています。この偏差値は高すぎるなんてことはなく、それどころか、この偏差値でさえもお買い得であるといえます。

当記事では昨年に「この偏差値の伸びを踏まえると、3年以内に国公立大学の合格者数が50名を超え、都立3番手校グループでは敵なしになる」と書きました。覚えていらっしゃいますでしょうか。

その予言通り、いや予言よりも2年も早く、国公立大の合格者数が50名を超えて、都立3番手校の中では敵なしの状態になりました。いったい、どこまで伸び続けるのでしょうか。

■2020年の国立大入試は"超穴場"に! 3年後は国立大70名超え確実

「現中3生で、2018年度に多摩科学技術高校に進学する生徒は、数十年に一度の最高に運の良い世代ですよ。偏差値70クラスであっても、理系志向なら多摩科技を推したいですね。」

教育関係者が興奮気味に話すのには理由があります。それは、現中3生が大学入試を迎える2020年度より、大学入試の仕組みが変わるからです。先ほどの受験関係者が話を続けます。

「将来は国立大学を目指したい現中3生にとって、実は2020年度入試は、敬遠すべきどころか、“超穴場”の数十年に一度の受かりやすい年になることが確実です。だって、浪人生もこの年は激減して、優秀な子は中学入試や高校入試で例年以上に早慶附属へ進学してしまって、国立大学は本当に入りやすくなりますよ。」

現中3生が小学6年生のときの中学入試を振り返ってみましょう。この年は「2020年の大学入試改革が直撃する」という不安から、優秀な生徒達がことごとく早稲田大や慶應義塾大といった附属校を選択。大学受験していたら難関国立大学への進学が確実だったであろう人たちが、安全策から附属を選んだのです。つまり、現中3世代が大学入試のとき、同じ世代のライバルたちがこの年だけ少ないということ。

しかも、ラッキーなことに、1つ前の世代は、入試制度が変わってしまう不安から、浪人が激減することが確実です。1年間受験勉強に捧げてきた猛者たちが、2020年度の国立大学入試からは消えるわけです。これほどお得な入試は、30年に1度あるかないかの大チャンスというわけです。

「多摩科学技術高校は、2020年の大学入試改革でますます有利になる学校です。21世紀型教育が大学の求める人物像と完全にマッチしているからです。偏差値70でも多摩科技がおすすめと言うのはそのためです。」

立川高校、国分寺高校、都立武蔵高校といった都立2番手校を志望するレベルの中3生であっても、今や多摩科学技術高校は積極的に考えるべき志望校の一つ。この世代に生まれた幸運を確実に生かして、国立大学進学を目指したいものです。

現中3生が高校卒業時には、大量の国立大学合格となることは確実でしょう。70名オーバーの数字は現実味を増してきます。そうなれば、いよいよ都立2番手校とも肩を並べることになります。少しでも興味を持った人はぜひ、多摩科学技術高校に足を運んでみて、「偏差値を超えた魅力」を体感してみてください。