2013年12月に最新情報更新

前年比偏差値2UP 偏差値60台が主流に

 2013年10月の最新のVもぎの集計結果が、受験関係者に公表された。10月のVもぎは都内公立中学生の約4割が受検しており、2014年度入試を占うかなり信憑性ある資料となる。10月段階の集計では、多摩科学技術高校がさらに志望者平均偏差値を上げている。前年比で偏差値は2ポイントのアップで大幅な上昇だ。開校以来偏差値を上げているが、これで4年連続の偏差値アップは確実となった。


 本紙では昨年も「多摩科学技術高校が偏差値60台層に大受け」という記事で躍進を伝えているが、この勢いがますます増している状況だ。高校としては国内屈指の設備を誇る新校舎に移転したことや、定員割れにもかかわらず好調な1期生の進学実績、SSH指定による潤沢な予算と教育環境の充実など、受験生が集まる好条件が続いたことが影響している模様だ。志望者も増え前年比で132%増となっている。


 


多摩科学技術高校の4年後はー 都立2番手校入り本命だ 


 


 理系に特化した21世紀型の進学校は、受験地図を大きく塗り替えようとしている。多摩科学技術高校が多摩地区に起こした地殻変動は大きい。安泰としていた都立3番手校、武蔵野北高校、小金井北高校、調布北高校のいわゆるサンキタに、多摩科学技術高校が彗星のごとく現れたかたちだ。


 もちろん、普通科と科学技術科のコンセプトの違いはある、だが、偏差値が高騰し、進学実績で結果を出してきた以上、普通科進学校は多摩科学技術高校を無視できなくなってきた。


 今春の1期生と来春卒業の2期生は、一般入試で大幅な定員割れを起こした世代だ。学力の幅が広いので、数字ではまだ脅威といえるほどの実績は出ないだろう。だが、3期生以降の学力急伸世代からは、都立3番手校を確実に凌駕する国立大実績が出る。1期生ですら、理系の国立大現役実績は多摩科学技術高校が勝っているからだ。


今の中3生が高校を卒業する、多摩科技の4年後の未来は。偏差値がさらに2ポイントアップし、都立3番手校を上回る勢いの世代だ。大学受験時にも高い進学実績を残すだろう。都立3番手校を超えて、立川高校、国分寺高校、武蔵高校、新宿高校といった都立2番手校入りの本命となるだろう。




 


都立トップ校と悩み進学する生徒も SSHの恩恵多大


 2012年に文科省から指定を受けたスーパーサイエンスハイスクール(SSH)。元々の高度な実験設備に加えて、国から年間1000万円という予算がつくために、2013年度以降の入学生は多大な恩恵を受けている。来春入学の生徒は、無条件に3年間この恩恵を受け続けることとなる。


 都立トップ校と悩んで多摩科学技術高校を志望校に決めたという2013年度受験の中学3年生は、「都立西高や都立国立高も検討したが、最終的に志望校を多摩科学技術高校に決めた。大学並みの実験環境があること、国立大学進学に力を入れていることが決め手。大学は東京工業大学を目指して、将来は科学者になりたい。」と話した。(中高受験新報記事)