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難関大学の合格実績が伸びた公立高校ベスト3 2015年版

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■「10年間で難関大合格を激増させた高校」に注目!

2015年4月12月号のサンデー毎日にて、難関大学への合格実績が10年前と比べて激増している東西30校が取り上げられ、特集されました。難関大学とは、東京大、京都大、旧帝大(北大・東北大・名台・阪大・九大)、早慶上智、東京理科大、MARCHの合格者総数です。

東日本でランクインした公立高校は3校です。その学校は、いずれも大学受験指導に熱心なだけでなく、それぞれ独自の校風や教育方針が人気を博し、受験生からの支持の高い学校でした。


 

■1位.湘南高校 (神奈川) ~神奈川公立の雄が大復活!~

「やっぱり、神奈川の名門校といったら湘南高校」そんな声も聞かれる、言わずと知れた名門中の名門。石原慎太郎(政治家)、根岸英(ノーベル化学賞)といった著名人を多く輩出しています。

そんな湘南高校も2000年代前半頃までは大学進学実績で苦戦を強いられました。しかし、学力向上進学指導重点校への指定以後、学校改革を積極的におこない、従来からの生徒の自主性を重んじる校風を維持しつつも、難関大学受験への指導を充実させてきました。

2015年度の東京大学への合格者数は19名と大きく躍進。横浜翠嵐高校を抑え、見事に神奈川公立No.1の座に復活しました。ここ数年は、早慶附属高校や、東京学芸大学附属高校といった難関国私立高校の合格辞退による入学者が増え、トップクラスの学力層が増えています。今後も大学進学実績は期待大でしょう。

 

■2位.川和高校(神奈川) ~神奈川No.1文武両道校が躍進!~

 神奈川県内で今最も大学進学実績が伸びている、横浜北部の名門校。今春のWもぎ・全県模試(県内最大の模擬試験)の偏差値では、湘南・翠嵐・川和・柏陽の4校が偏差値71以上の最難関校グループに入り、4校はSSKHと呼ばれています。

最大の売りは、神奈川の公立トップ校の中で最も強い部活動。サッカー部、野球部、陸上部、ダンス部、テニス部など、関東大会や全国大会に出場する部が多く、その強さは進学校の中では突出しています。「勉強も部活もトップを目指すなら川和」と言う評判で、文武両道の優秀な生徒が集まります。

もう一つの売りが現役で非常に強い大学進学実績。神奈川の公立進学校は浪人が多いものの、川和高校は現役での難関大進学を重視し、進路も現役実績が中心。今春も国公立大合格94名のうち大部分が現役合格。難関私大でも、早慶上智150名のうち124名が現役合格。「神奈川の公立は浪人が多い」という固定観念を同校は振り払いました。東大+京大も6名と近年で最多。柏陽高校も超えていきそうな勢いです。

 

■3位.立川高校(東京都) ~多摩の名門が大復活!~

 多摩地区のNo.1といえば、今春も東大に20名もの合格を出した都立国立高校ですが、「多摩の名門校」と言えば、立川高校が筆頭校。「多摩に立高あり」の言葉で有名な、言わずと知れた名門校です。

改革初期の10年前、都立高校は私立高校に押され、難関大学進学実績が低迷する苦労の時代でした。そんな中、立川高校は進学指導重点校に指定され、教員公募制による優秀な教員の採用、土曜日授業の復活、土曜講習、夏期講習、冬期講習など予備校並みの無料の講習・補習の開講、東京工業大や東京農工大との高大提携など、面倒見の良い手厚い進学校へと生まれ変わりました。

予備校に頼らなくても大丈夫な学校体制ができた一方で、立川高校の伝統は健在。生徒の自主性を重んじる校風で、合唱祭、文化祭、体育祭、演劇コンクールなどの独自行事も生徒が企画・運営を全て行います。また、伝統ある臨海教室といった行事も受け継がれています。立川高校の良き伝統が継承され、学習指導の面倒見は充実。こうした学校の姿が、受験生にも好印象で、近年は偏差値も上昇しています。2015年の東大+京大の合格者は重点校指定以後で最多を記録。まだまだ伸びそうです。

 

■3校の共通点 中高一貫校ではない高校が伸びるワケ

 私立でも公立でも中高一貫校が増えています。そんな中で、本日紹介した3校は、いずれも中高一貫校ではない、高校単独校と呼ばれるタイプの学校です。

高校受験を経て、高校から入学する生徒が3年間で力を付けて難関大学へ合格するノウハウは、中高一貫校は持っておらず、高校単独校が圧倒的に優勢です。

中高一貫校の私立高校に途中入学すると、進路も無理やり進んでいる中高一貫生に会わせなくてはいけなくなったりして、高校単独校と比べて学力が伸びにくく、難関大学への合格実績は不振になります。東京都内の城北高校は、昨年の東大12名合格中、中高一貫生の合格が12名。高入生の合格は0名でした。 見た目は私立高校の方が進学実績の見栄えがよくても、実は中高一貫生が実績の大半を稼いでいるのが実情なのです。

それを踏まえると、今回紹介したような、中高一貫校ではない公立進学校は、進学実績がすべて高校入学者によるものですから、偽りのない数字で、健闘しているといえます。今後も高校入試では、中高一貫校への途中入学よりも、全員一斉スタートで学校生活が始まる高校単独校を選ぶ志向が強まりそうです。 


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