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日比谷・都立西・都立国立 塾別合格実績ランキング2015

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■大激戦の都立トップ校争いを制した塾はどこ?

2015年度の主要塾の都立トップ校合格実績がまとまりました。昨年度は、日比谷高校の全国公立高校の東大合格No.1への復活、都立国立高校が桐朋を追い抜いて多摩地区No.1に躍進するなど、都立トップ校の復活が印象深い一年でした。こうした結果を受け、2015年度の都立トップ校入試は大激戦となりました。

今春入試は、開成高校、筑波大学附属駒場高校、東京学芸大学附属高校といった国私立高校の合格辞退、都立トップ校進学者数が過去最多となったようです。中高一貫校への途中入学よりも、都立トップ校のような全員一斉スタートの高校単独校を好む傾向は年々に高まっています。こうした状況を象徴するのが、2015年度の最新の大学入試結果です。筑波大学附属高校が東大17名と大凋落。桐朋高校、城北高校、巣鴨高校といった高校募集のある私立進学校も軒並み凋落。さらに、東京学芸大学附属高校の東大現役合格者数が22名へと激減。東大の現役合格率は日比谷と並ばれ、国立大附属高校の低迷が顕在化しています。

こうした状況下で、都内の最優秀層の都立トップ校への集中は、2016年度入試でさらに加速することは必至です。各塾の都立トップ校合格争いも激しさを増しています。それでは、2015年の結果を見てみましょう。


 

■日比谷高校:早稲アカ辛勝!Z会の急伸で大激戦!

早稲田アカデミー 74 (78←75)▼

市進学院---- 72 (73←67)▼

Z会進学教室-- 68 (62←45)△

臨海セミナー―― 42 (39←29)△

SAPIX中学部ーー 24 (20←31)△

河合塾Wingsーー 21 (18←15)△

栄光ゼミナールー 15 (11←21)△

ena――――――  12  (13←6)▼

駿台フロンティア 8 (14←18)▼

進学塾キャラベル  2

早稲田アカデミーが今年も1位を死守。しかし、2位の市進学院との差は昨年よりも縮まりたった2名差! 来年度に逆転していてもまったく不思議ではありません。早稲田アカデミーは、「日比谷第一志望、開成・国立大附属・早慶を併願」という受験を目指す生徒が多いのが特徴。今春は、開成を合格確保した上で、第一志望の日比谷に挑む塾生が多かったとの情報です。市進学院は伝統的に都立トップ校に強い大手塾。その安定性は抜群です。これに次いで、近年の躍進著しいのがZ会進学教室。大学生アルバイト講師を置かず、質の高さと商売気のなさが好評。来年に1位になっても不思議ではありません。3強に次いで臨海セミナーも少しずつ伸びてきています。臨海セミナーはチラシで分かる通り、「日比谷第一志望、早慶附属を併願」という受験指導がポピュラーです。河合塾Wingsは創立以来最多の日比谷高校合格者数を記録。この塾も、大学生アルバイト先生を置かない方針で、質の高さからどんどん実績が伸びています。対照的に苦戦したのがena。東京東部に怒涛の校舎展開をするも、合格実績は微減。厳しい戦いを強いられています。駿台フロンティアは今春不振でした。

 
■都立西高校:市進学院が今年も首位! Z会2位浮上!

市進学院---- 90 (80←89)△

Z会進学教室-- 61 (54←56)△

早稲田アカデミー 49 (55←50)▼

ena――――――  37 (46←37)▼

河合塾Wingsーー 20 (20←20)=

SAPIX中学部ーー 17 (14←16)△

栄光ゼミナールー 12 (21←18)▼

駿台フロンティア 7 (11←9)▼

都立西高校は、伝統の市進学院が今年も強かった!ここ数年で最も多い90名の大量合格です。2位に躍進したZ会進学教室。東京西部方面への勢力を拡大しています。早稲田アカデミーは3位に後退しましたが、合格実績でいうと例年50名前後と安定しています。河合塾Wingsも3年連続20名合格と安定。enaはここでも厳しい戦いを強いられました。栄光ゼミナールも今春は不振です。

■都立国立高校:お膝元のenaが首位守るも激減! Z会好調

ena――――――― 63 (97←74)▼

市進学院---- 53 (54←59)▼

早稲田アカデミー 53 (49←53)△

Z会進学教室-- 31 (22←15)△

臨海セミナー―― 15 

栄光ゼミナールー 12 (22←19)▼

SAPIX中学部ーー   5 (7←4)▼

湘南ゼミナール―  5

河合塾Wingsーー   3 (9←7)▼

陵南セミナー―― 3

駿台フロンティア   1 (5←6)▼

多摩地区の東大No.1輩出高、都立国立高校は、国立市に本部があるお膝元、enaが今年も首位をキープ。ただし、前年比34名マイナスの激減。黄色信号の数字となりました。市進学院早稲田アカデミーは安定的に50名程度の合格者を輩出。Z会はここでも伸ばし31名合格。着実に実績を積み上げてきています。町田地区にのみ進出する湘南ゼミナールも5名の実績を堅調に残しています。

 

■Z会進学教室躍進の理由、ena不振の理由

2015年の塾別合格者数結果から、Z会進学教室の躍進と、enaの不振が明らかとなりました。両塾が対照的な結果となった理由はなんでしょうか。推測してみましょう。

 

①講師の質の差

Z会進学教室は、学生アルバイトを一切採用しない方針で、受験関連の著書を持つ著名講師が多く在籍していることで知られています。enaは、1教室につき正社員は1~2人程度で、残りはアルバイト講師で回しています。また、近年の校舎急展開の影響で、新卒正社員の採用を増やしており、経験の浅い正社員が増えている現況があります。

 

②教室展開の差

Z会進学教室は、都内に8教室しかありません。また、校舎展開も非常にスローペースです。一方でenaは、東京西部を中心に多数の教室を展開。校舎展開もハイペースで、2年間で約50校舎というスピードです。

 

③授業料の差

enaは、授業料の安さを売りに月額授業料を抑える一方で、頻繁に合宿行事などを行うなどのオプション講座を多く開くことで利益を上げる構造です。Z会進学教室は、商売気がない塾として有名で、オプション講座はあまりなく、理社のみといった取り方も可能。授業料は他の大手塾よりも高めです。

 

都立トップ校の受験生が求めていることは、授業料の安さではなく、授業料が高くても、質の高い教師・授業のある環境です。その点において、現状ではZ会進学教室が中学生のハートをつかみ、enaが苦戦しているのでしょう。今後のenaの巻き返しに期待したいと思います。

 

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