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カテゴリ: 高校情報



■都立西高校の2016年の進路状況


杉並区の閑静な住宅街にあるのが、都立西高校。通称、西高。

2016年の大学合格実績は、過去20年で最高の実績となり、長年都立高校を牽引してきた自負を感ずる結果であった。
 ・東京大学 32名

・京都大学 14名

・東京工業大学 13名

・一橋大学 14名

・国公立大学医学部医学科 23名

・旧帝大学(北大+東北大+名大+阪大+九州大)  23名

◎難関国立大学合計 119名

・早稲田大学 158名

・慶應義塾大学 110名

◎早慶大合計 268名

高校受験生と保護者のために、西高生の大まかな進路を説明しよう。最多進学先のベスト3は、1位:東京大学、2位:国公立医学部、3位:慶應義塾大学となっている。1学年の生徒数は約300名。うち約120名が上記の難関国立大学に進学。80名が、お茶の水女子大、東京外国語大といったその他国立大学に進学。300名中、200名が国立大学に進学する。

それ以外の約100名は、ほぼ早稲田大学と慶應義塾大学が占める。ほか、私立大学医学部への進学者も、全国の公立高校の中では最も多い。例えば、東京慈恵会医科大学には2名が進学。大学の公開する2016年度の出身高校一覧を見ると、桜蔭、開成、麻布、駒場東邦、ラサール、女子学院など、複数進学者を出した学校は西高以外すべて私立中高一貫校であった。

ちなみに、MARCH(明治大・青山学院大・立教大・中央大・法政大)の進学者数は、わずか4名にとどまる。中高一貫校と比べて、3年制の高校単独校は下位層が少なくなるようだ。

■東京芸大3名、京都大15名、北海道大12名からわかる西高の寛容さ


都立西高校は、懐が深い学校だ。進学校だから東大志向は強いが、決して特定の大学に誘導したりはしない。

その象徴が、京都大学15名進学だろう。当然彼らは、東大を目指せるだけの力があった生徒たち。それでも、「京都大学に行きたい」という生徒がいれば、それを受け入れ、応援する雰囲気がある。

西高の京都大学の進学者は、過去3年間でなんと47名。首都圏の高校の進学者数としては最大勢力だ。

東京都内だと、中学受験の御三家として知られる麻布高校も、京大進学者の多い学校だ(2016年は14名が進学)。西高と麻布の共通点は、懐が深い自由闊達な校風であること。あと、変人が多いというのもあるかもしれない(失礼)。ひょっとすると、京都大学の学風との共通性が高いのかもしれない。

「芸術界の東大」の異名がある東京芸術大学に3名合格するというのも、進学校としては異例中の異例だ。東京芸大といえば、合格は東大よりも難しいとされる超難関大学。

全国の進学校を調べたが、東大にこれだけ合格する一流進学校で、東京芸大に3名も進学者を出している学校は、西高のほか存在しなかった。

海外志向も強まっている。西高では毎年、海外大学への進学者を出している。アメリカなどのメジャーな国のみならず、ヨーロッパのチェコの大学の医学部へ進学した生徒もいたというから驚きだ。

考えても見てほしい。クラスメイトの中に、才気溢れる東大生がいる、あえて西へ旅立つ京大生がいる、医者の道を志した医学部生がいる、北の大地を目指した北大生がいる、芸術界の最高峰である芸大生がいる、海外へ飛び立った同士がいる。

こんなにもバラエティーに富んだ進学校が、いったい東京都内に、いや日本にあるだろうか。

西高という特異な校風が生んだ奇跡の進路。西高生は、あらゆる才知に恵まれた生涯の友を得るに違いない。

■西高は、気取らない。自然体で。


西高が好きだと公言する人は結構多い。それは、卒業生だからというわけではない。教育関係者や、我が子を通わす保護者までもが、気づけば西高ファンになっている。西高の、進学校なのに気取らず、自然体であることが、好感を呼ぶのだと思う。

入学式を終えた新入生を待ち受けるのは、怒濤の部活動勧誘。愛の泉から正門まで、熱烈な勧誘を受けるのだ。西高生活の、はじまり はじまり。

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ドーン!

入学すると同時に、机に置かれているのが、西高の攻略本、西高のすべてが詰まっているといっても過言ではない、『飛翔』とよばれる情報誌。

卒業していった高3生が、まだ見ぬ新入生のために作られたもので、40年以上も生徒たちによって自主制作されているものだ。そのページ数は、なんと300ページ。これを熟読すれば、西高の先生、西高用語などを裏情報まで知ることができる。西高生のバイブルといえる書物だ。

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■西高では、校長先生がダイブする


西高では、校長先生がダイブするらしい。

嘘のような、本当の話。

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写真は、記念祭の閉会式の一コマだ。 「西高は、運動会などの生徒会行事はすべて生徒たちが自分たちでするので、校長といえども生徒の言う通りにしなければならない。西高の伝統で、校長は壇上からダイブします。日本の校長先生で、壇上からダイブする校長は自分ぐらいでしょう。」と嬉しそうに話す宮本校長。

ちなみに、宮本校長は全国高等学校長協会という、日本全国の校長先生が集まる組織の会長をしている凄い方なのだ。そんな宮本校長が、ダイブするのだから、西高、恐るべし。

西高生活を彩る学校行事の数々。まずは、記念祭。この玄人好みのポスターの秀逸さ。

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記念祭での「つるばみ同好会」のライブ風景。

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「軽音楽部とつるばみって何が違うの?」

西高初心者が抱く疑問の一つ。軽音楽部が固定メンバーでバンドを組むのに対して、つるばみは固定バンドを組まず、曲ごとにバンドを結成する。

軽音とつるばみ、二つの組織が共存共栄しているのが興味深いところだ。こんなところにも、西高らしさが溢れ出る。あなたは軽音派?つるばみ派?

■浪漫倶楽部という存在 西高の象徴である非公式の地下組織


西高には、非公式の秘密組織が存在する。

冗談のように聞こえるかもしれないが、本当である。

その名も、浪漫倶楽部。

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組織の起源は、1970年代に柔道部のメンバーらが密かに結成したのが始まりといわれている。現・東大法学部教授の高原明生氏らが創設メンバーであったとされる。

社会風刺団体でもあり、電波少年的な体当たり企画や奇抜な企画を、映画上映などを通して世間に訴えている。

ワタナベエンターテインメント取締役の吉田雄生氏はインタビューで、「西高の浪漫倶楽部が、僕の転機だった」と話す。勉強ができるのは当たり前。エンターテイメント方面で輝こうと思った彼は、浪漫倶楽部での経験を基に、その後成功を収めている。

浪漫倶楽部への入部は、「東大合格よりも難しい」とウワサされる。気になる人は、記念祭の映画上映へ足を運ぼう。

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ちなみに、浪漫倶楽部のほかにも、秘密結社ベトリナという組織もある。「ベドリナ」とは、アルバニア語で「無駄」の意味。「青春とは、方向を間違えたエネルギーである」という理念のもと活動している。ただし、この組織は西高の公式サイトのサークル一覧に書かれており、完全な非公式組織ではない。

とはいえ、秘密結社のような不思議な団体が活動する西高っていったい……。

■文武二道を極める


西高の説明会へ行けば、必ず聞く言葉がある。

「文武二道」

文武両道とは言わない。二つの道を極める、という意味で、文武二道。

西高の運動部は強い。進学校であるのに、好成績を残している。アメリカンフットボール部を紹介したい。

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東日本における高校アメフトは、西高が発祥の地だ。

第二次世界大戦後に、当時の平山清太郎先生が創部したのがはじまり。チーム名は「OWLS」。知恵を象徴するフクロウがマスコットだ。以来、60年以上の歴史の中で、幾多の名選手や指導者を輩出してきた。中でも、京都大学のアメフト部への輩出数の多さは有名で、西高アメフト部→京大アメフト部の伝統が連綿と続いている。

今年、六大学野球で「都立西高校」の名がよく聞かれた。西高出身の桐生祥汰選手(東大経済学部)が、東大として23季ぶりにベストナインに選ばれたのだ。

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中学時代は武蔵府中シニアに所属。西高時代は1年夏よりセカンドレギュラー。 高3夏から1日10時間以上の猛勉強で、現役で東大合格した。西高が誇る文武二道の実践者だ。

■西高の新しい試み アメリカ研修


西高の良さは、伝統を受け継ぎつつも、新しい試みを柔軟に取り入れていく姿勢があるところだと思う。2年前から、海外リーダーシッププログラムを他校に先駆けて実施している。

希望者40人の西高生が、アメリカのハーバード大学、マサチューセッツ工科大学の講義を体験したり、現地学生と交流したりディスカッションをする。また、ニューヨークで西高を卒業し現地で活躍する方々と交流したり、国連本部などを見学するという、壮大な体験だ。

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ハーバード大学で平和に関する講義を受ける西高生。

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西高には、アメリカ支部の同窓会組織がある。世界中に同窓会組織があり、同窓生が活躍しているのは心強い。写真は、ニューヨークでの同窓生との交流会。「私たちも、昔は西高生だった」。

■西高は、高校入学の生徒が気取らない学校生活を送る最後の進学校


都立西高校のぶれない教育が今、改めて評価されている。

周りの進学校が次々と中高一貫校化して、高校募集を減らしたり停止する中で、西高はずっと、高校受験生のための学校であり続けている。

仮に西高が中高一貫校になってしまったら、独自の校風は消え失せ、そこらへんにある普通の進学校と同じになり、均質化されてしまうだろう。西高の校風は、高校から始まる3年制であるからこそ続いているのだ。

西高の先生は語る。「西高の良さは、だれにでも居場所があることです。運動が得意な人、苦手な人、オタクな人、行事に熱心な人、自分の趣味に没頭する人、それぞれを尊重します。」

東京都内で、高校受験を経て入学する生徒たちが、変に気取らず、自然体で高校生活を送れる学校というのは、そう多くない。進学校に限定すれば、もはや都内には、西高ぐらいしか残されていないという事実に気付く。

かつては、西高のような学校が、もっとあった気がする。今は中高一貫校ブームで、西高が唯一の存在。最後の砦だ。

西高に異動した先生が「まだこのような学校が都内に残っていたとは。」と感動したという話を思い出した。西高の灯を消してはならぬ。西高はいつまでも、西高でいてほしい。周りのすべての進学校が中高一貫校になっても、西高だけは抗う存在であってほしい。西高よ、永遠に西高であれ。





■滑り止めの定番校、錦城高校の併願優遇を考える


小平市にある錦城高校は、多摩地区に住んでいる中学生にとっての滑り止めの定番中の定番校です。塾や学校でも、なにかと「滑り止めに錦城高校はどう?」と勧められます。


錦城高校は、普通コースと特進コースに分かれており、幅広い学力層を受け入れ、全校生徒1568名、普通規模の都立高校の2倍というマンモス校です。その意味で、多様な学力層にとって受けやすい学校です。


都立高校の大学合格実績の急成長によって、都立人気が過熱。それに伴い、万が一不合格だった場合の進学先として、併願優遇の滑り止め校の重要性が増しています。


併願優遇の制度が便利だからと、安易に決めてしまうのは危険です。錦城高校に限らず、都立失敗による併願優遇校への入学は、後悔する人が少なくないからです。


今回は、錦城高校に関する保護者、在校生などのウェブサイトでのありのままの評判を集め、錦城高校の学校としての位置づけや評価を考えてみたいと思います。


 


■保護者が集まる掲示板の書き込みから見た錦城高校の評価


インターエデュという保護者の集まる掲示板に、「併願校としての錦城高校の評判は?」というスレッドがありました。


学校の宣伝が介在しない、錦城高校のリアルな評判がわかると思いますので、考えている人は熟考をおすすめします。いくつかの書き込みを抜粋します。


 



 公立がダメで錦城になってしまったお子さん方の嘆きは半端無いようですよ。公立の発表後、学校で泣いてばかりだったお子さん方を大勢見ています。たまたま偶然か、全員錦城に行く事になったお子さん方でした。行きたかった公立がダメで錦城になる落差は、想像以上に大きいようです。



 



 やはりうちも抑えに錦城を勧められました。
二番手は自由な都立だったのでどうしても行きたいと願いましたが
錦城は、できるだけ行きたくは無かったです。  
ですので、都立に落ちてしまって錦城に入学が決まった時に  
『ひたすら泣いていた』という絶望感は分かる気がします。
うちは、結局都立が合格したから本当に良かったです。
錦城は都立抑えとして人気といえば人気かもしれませんが
第一志望のご家庭は聞いた事がないです。



 


錦城高校は併願優遇による滑り止め校なので、入学の中心は都立残念組です。親世代は下位校というイメージも強いでしょうから、どうしても「泣く泣く進学する学校」という印象は払しょくできないでしょう。これは、併願優遇を実施する学校の共通点です。


 



 我が家も都立第一志望で錦城を併願に勧められましたが、子どもが頑として受け入れず、別の高校を併願で受験しました。
本人も親も、都立に受かる自信があったのですが(模試の判定から判断)、結果は都立残念で併願私立へ進学することになりました。

子どもの周りでも錦城を嫌がる子はけっこう多く、理由を聞くと予備校っぽいところと、上位クラスはほとんどが都立残念で、大学受験でリベンジを狙う雰囲気が強すぎるのが嫌だと言っていました。
子どもの周りで都立残念で錦城進学のお子さんたちは、一様に落胆していたし、リベンジに燃える雰囲気でした。

普通クラスの方は上位クラスの実績で貰えた指定校推薦を利用できるので、また雰囲気は違うと思います。
錦城第一志望で普通クラスに進学している子たちは、だいたい指定校推薦狙いでした。



 特進クラスの場合、3年間の高校生活は、予備校のようにリベンジを狙うことになります。この雰囲気に合う生徒もいれば、せっかくの人生一度の高校生活を、そういう環境で過ごしたくないという人もいるでしょう。好みがはっきりわかれます。


普通クラスは指定校推薦を狙う生徒が多いようです。ただし、生徒数が通常の都立校の2倍いるので、その点は考慮が必要です。指定校推薦は全科目で好成績をとる必要があるため、一般入試での進学を目指すほうが簡単かもしれません。


 



 錦城保護者のお話ではお子さんだけに留まらず、お母様もあまり満足されていないようでした。  入学してしばらくしてから聞いたのですが 「こんな事ならもっと公立のレベルを下げてでも公立に行っておくべきだった」と。  錦城って、行きたいわけではないけど、偏差値とオススメでつい受験してしまうお子さんが多く、本当に通うことになると


「なんで錦城にーこんな筈では無かったのに…」となるそうです。


わざわざ錦城にするなら、3番手、4番手でもいいから、もっと手堅くいけば良かった、


という御家庭は多いようですね。



 



 うちは登下校中の錦城の生徒さん達をお見かけする地域に住んでいますが、たしかに、他の私立や都立校の生徒さん方に比べて、良く言えば大人しくて地味、悪く言えば少し暗い感じの生徒さん方が多い気がします。
学校楽しい♪大好き!な生徒さん方は少ないように思います。
校風なんでしょうか?



 典型的な管理型の中堅私立高なので、中学生からはあまりいい印象を受けないかもしれませんが、風紀の乱れを嫌う保護者からは、一定の評価を受けるでしょう。学校の印象は、人によって評価が異なります。


 



 説明会に行きました


話を聞いてきた印象ですが


すごく生徒を管理する学校だな、と思いました。


それは生活面でも、勉強面でも、トータルにです。


それが良い、と感じる親子と、うちは勘弁、と感じる親子がいると思います。


でも正直にいって、都立トップや準トップ校に行きたい子達が


喜んで通う学校ではない、というのは確かだと思います。


どちらかというと、勉強面は手取り足取り、


生活面でもガッチガチの管理型教育は


学力的には低い子達が集まる学校向きだからです。


錦城は、昔の低学力の頃の校風のままなのでしょう。


そんな合わない学校に行かなきゃいけなくなって


拒絶反応起こして毎日泣きくらすのは当たり前です。


でも、その選択をしたのは親であり、自分なんだから同情はできません。


偏差値や、進学実績だけで受験校を決めてしまう


高校受験の弊害だと思います。




 都立トップ在学中 。



我が家は、塾の先生に奨められて錦城高校の説明会に参加しましたが、ゲンナリして帰ってきました。皆様の仰るように、学校と部活と勉強だけの、面白味に欠ける3年間になりそうな気がしたからです。
服装も、私服の都立トップとは対極的な、指定だらけの制服や持ち物で、それを考えただけでゲンナリでした。

それで、私立は大学付属(共学)を二つと、自由な校風の併願優遇を一つ取りました。偏差値はそれほど重きを置かずに、子どもも私も好きな学校だけを選びました。
実際、大学付属と都立トップとのどちらを第一志望にしようか最後の方まで迷っていました。 




 都立トップ校(日比谷・西・国立)や、都立2番手校(立川・八王子東・新宿・国分寺・武蔵)が第一志望であれば、不合格による錦城高校はあまりにも落差が大きく、まったくおすすめできません。あくまでも錦城高校は、都立3番手校~都立中堅校が第一志望の生徒向けの併願校です。


 



 営業上手。
うちもオープンキャンパスだけは行きましたが、口が大変お達者な先生が中心になって、良い所や特徴をアピールされておいででした。
なので好印象を持たれる御家庭も多いかもしれませんね。特に親はああいうのが好きな人はいらっしゃいがちです。営業は上手だと思います。エデュでもよく広告出てますよね。
うちは、「勉強も頑張って、部活も頑張って、外見もキッチリして、良い大学目指して‥」、という学校の型枠にはめようとされるのは好きではなく息苦しさを感じる方なので、志望はしませんでした。



 錦城高校に限らず、私立高校は営業上手なので、説明会やウェブサイトの広告に騙されず、冷静な目で判断したいところです。(広告のお金は、生徒からの授業料で払われていることをお忘れなく…)


 



 〉高2で理系分系を決定し、変更はきかない。

錦城はもっと早いです。
入学してから、3、4カ月間すると
文系か理系かの選択を迫られて
その後の変更は厳禁です。
まだこの時期の数学は簡単だし
得意かどうかも判らない時期なので
後になってから失敗だったという話は良く聞きます。
色々な意味での融通が利きにくい学校だと思います。



国公立大学を目指すというよりは、私立大学を目指すという感じです。特進コースはMARCHがメイン。合格実績の多くはこのコースが稼ぎます。そして、普通コースは日東駒専に進学できれば御の字でしょう。


都立2番手校レベルを志望していれば、国公立大学を目指す生徒が大半ですから、不合格による錦城高校進学はやはり考えられません。実態としても、都立3番手校~中堅校志望者の併願校であることがわかります。


 


■併願優遇校の偏差値はまったくデタラメなのであてにしてはダメ


ところで、偏差値表を見て驚く人は多いのではないでしょうか。錦城高校の偏差値が異様に高いのです。66とか、69とか、ちょっと考えられません。なぜこんなに高いのでしょうか。


実は、併願優遇の実施校の偏差値は、デタラメと考えてください。あの数字はまったく意味がありません。なぜかというと、錦城高校の入学者は、内申点だけで合格が決まった人ばかりで、正式な試験をくぐって合格となったわけではないのです。


というのも、併願優遇の仕組みは、一定の内申基準を超えれば、合格が確約され、当日の筆記試験の点数は合否に一切影響しないというもの。実力はないが高内申という「内申38、偏差値50」の生徒でも、合格になるのです。


都立高校や、早稲田実業、明大明治、桐朋といった併願優遇を行わない私立高校の偏差値は正確ですが、併願優遇の私立高校の偏差値はデタラメであるという点をしっかり認識してください。


時々いるのですが、「偏差値の高い学校のほうが良い」と考え、「都立3番手校の小金井北高校よりも、錦城高校のほうが偏差値が高いから、錦城高校のほうが良いのではないか?」と錯覚してまう保護者。いえいえ、実際は、小金井北高校のほうが明らかに実力は上です。


そもそも、本当に錦城高校の偏差値が正しいとすると、大学進学実績が悪すぎる学校ということになってしまいます。あれだけ偏差値が高ければ、もっと国立大学や早慶上智に合格実績が出るはずですからね。




■錦城高校の最大のメリットは「共学校」&「高校単独校」


それでも錦城高校に受験生が集まるのは、共学校、高校単独校という好条件が重なる貴重な学校だからです。


昨今の高校受験において、高校単独校というのが重要なキーワードになっています。つまり、附属中学校を持たない内進生の存在しない学校ということです。


首都圏の私立高校はどこも中高一貫教育に傾斜した影響で、高校入学の生徒の育成が軽視されているという問題があります。私立高校の難関大学の進学実績は、一見すると優れているように見えますが、実は中高一貫生が稼いだ実績で、高校入学の生徒は全然合格できていないという実態が明らかになってきたのです。


さらに、部活動も中学生と一緒に活動して、新入生の高1生よりも、内進生の中3生のほうが学校の“先輩”であるという逆転現象が起きること、カリキュラムが中高一貫生に合わせたものであり、高校から入学すると厳しいこと、学校行事や生徒会活動も内進生が幅を利かせていること、多数派の内進生になじめない生徒が増えていることなど、問題が深刻化しています。


 都立高校が、3年間で伸ばすノウハウを蓄積して大学進学実績を伸ばしているのとは対照的です。こうした状況下で、錦城高校のような高校単独校は都内では絶滅危惧種。「中高一貫校への途中入学は絶対に嫌だ」と考える中学生は多く、貴重な滑り止め校となっているのです。


錦城高校と近い立場であった八王子学園八王子高校も中高一貫校化してしまいましたから、ますます錦城高校の希少性が増しています。


学校の教育体制云々よりも、私立の高校単独校の共学校という一点で、価値のある学校なのです。


 


■都立トップ校・2番手校不合格による錦城進学は絶対避けたい


結論です。錦城高校は貴重な共学校、高校単独校です。しかし、都立トップ校や都立2番手校志望者が不合格のときに進学する学校ではありません。


 



 ※<参考>都立進学校ランク


●都立トップ校


日比谷高校、都立西高校、都立国立高校


●都立2番手校


八王子東高校、立川高校、国分寺高校、都立武蔵高校、新宿高校、


●都立3番手校


武蔵野北高校、小金井北高校、調布北高校、多摩科学技術高校、日野台高校、町田高校、都立昭和高校



西高や国立高といった 都立トップ校志望なら、錦城高校は受けるにしても、最悪の事態を想定したセーフティーネット。絶対に「西や国立が不合格なら、錦城高校しか進学先がない」という状態になってはいけません。


都立トップ校志望者は、第二志望校として、開成、筑駒、学芸大附属、桐朋、豊島岡女子、早稲田実業、早稲田高等学院、慶応義塾、慶応女子などの国私立難関校を受けるのが普通です。さらに第三志望群として、国学院久我山、成蹊、中央大付属、中大杉並、明大明治、明大中野八王子、立教新座、ICUを受けます。


 もし仮に、これらの学校を抑えられなかったなら、都立2番手校以下に志望変更するべきでしょう。でなければ、都立不合格によるリスクがあまりに大きいからです。


八王子東高校、立川高校、国分寺高校といった都立2番手校校志望者も、不合格による錦城高校進学は、あまりにも落差が大きく、絶対に避ける努力をしなければなりません。


錦城高校を滑り止めにするならば、第二志望群として、国学院久我山、成蹊、中央大付属、中大杉並、明大明治、明大中野八王子、立教新座、ICU、帝京大、成城、明治学院東村山などを抑えるのが普通です。都立2番手校志望ならば、MARCH附属校に合格できる学力をつけておくと、入学後の有名国立大学進学の弾みにもなります。


都立トップ校、都立2番手校志望者のみなさん。仮に金銭的事情から、これらの国私立高校を抑えることができないのであれば、錦城高校への進学リスクを0にするために、ほぼ確実な合格を見込める都立高校へ志願変更することを強くおすすめします。


都立トップ校が厳しいようなら都立2番手校へ、都立2番手校が厳しいようなら都立3番手校に志願変更しましょう。未練がある人もいるでしょうが、大学進学やその後の将来のことを考えると、それが賢明な判断です。今の時代、都立3番手校までならば、国立大学や早慶上智の難関私大は十分に目指せます。高校入試では確実に合格が見込める学校へ余裕をもって進学し、3年間上位層を保って国立大学や早慶上智を目指すのが最適な選択です。


■都立3番手校志望者は錦城が滑り止め校としては適切


錦城高校が第二志望校として適切校になるのは、都立3番手校レベルからになります。「第一志望:調布北高校、第二志望:錦城高校(併願優遇)」といった併願作戦は、学校の大学進学実績や偏差値を踏まえても適切です。


武蔵野北高校、小金井北高校、調布北高校のサンキタや、多摩科学技術高校、日野台高校、町田高校、都立昭和高校が第一志望のレベルの学力で、錦城高校がはじめて、第二志望として最適となってきます。


さらに、内申点が併願基準に満たせば、南平高校、都立翔陽高校、神代高校、狛江高校、清瀬高校、東大和南高校、成瀬高校といった、上位校~中堅上位校の第一志望者の併願先としても、錦城高校は大変おすすめです。このあたりの学校の志望であれば、都立不合格であっても、錦城高校なら十分納得できる進学先になるはずです。


 






★拓大一高(拓殖大学第一高校)の併願優遇の上手な利用法


【質問】都立高校が第一志望です。併願優遇で武蔵村山市にある拓大一高(拓殖大学第一高校)を併願校として検討しています。ほかにおすすめの私立高校があればぜひ教えてください。また都立高校が第一志望の併願優遇の上手な利用方法、注意点等があれば教えていただきたいです。


【回答】都立中堅~中堅上位校の併願なら拓大一高が適切


拓大一高は、多摩地区の都立中堅校~中堅上位校の定番の併願先です。具体的に言えば、小平高校、東大和南高校、小平南高校、清瀬高校、昭和高校、都立翔陽高校、神代高校、南平高校。これらの都立高校が第一志望の場合、第二志望に拓大一高を受験するのが最もオーソドックスで適切な受験パターンとなります。


もしもあなたが、調布北高校、小金井北高校、武蔵野北高校、多摩科学技術高校、日野台高校といった都立3番手校の進学校を第一志望としているのなら、不合格での拓大一高は、実力からすると残念な進学パターンと言わざるを得ません。


ましてや、立川高校、国分寺高校、都立武蔵高校、八王子東高校といった都立2番手校の難関校が第一志望なら、拓大一高はランクが低すぎます。


 


■都立2番手校~3番手校志望なら受験作戦をもう一度考えよう


 前述の通り、都立2番手校や都立3番手校が第一志望なら、拓大一高が第二志望というのは低すぎる選択です。しかし実際には様々な事情があると思います。「偏差値は高いが、内申点がそこまで高くないので、併願優遇は拓大一高が精一杯」という受験生も多いはず。そんな受験生におすすめしたいのが、私立の一般受験都立安全校受験です。


 


選択肢その1: 私立高校の一般入試の活用


私立の一般受験とは、拓大一高を滑り止めとしたうえで、内申点に関係ない私立高校の一般入試を受けて、拓大一高よりも上位の私立高校を確保しようという選択です。


都立2番手校志望者なら、桐朋高校、国学院久我山高校、成蹊高校といった私立進学校や、中央大学附属高校、明大中野八王子高校、法政高校といったMARCH大学附属校が選択肢に入ります。


都立3番手校志望者なら、帝京大学高校、日大三高、桜美林高校、錦城高校などの一般受験が考えられます。


メリットは拓大一高よりもずっとランクが上の私立高校を確保できることです。デメリットは、併願の私立対策の勉強をする負担、学校によっては入学金の振込みを都立合格日前までにしなければならない金銭的負担があります。


参考記事:「立川高校・国分寺高校の私立高校併願校は?


 


選択肢その2: 都立高校の安全校を受ける


次に紹介する最も現実的な選択肢が、都立高校の安全校を受けるという選択です。受験生の皆さんは、Vもぎ・Wもぎの模試を受けていると思います。昨今の都立人気の中で、判定がB判定以下だとかなりの不合格者が出ています。チャレンジはせずに、模試の判定がA判定以上の高校を受けることを強くおすすめします。


もちろん高校入試でB判定以下の都立高校に果敢にチャレンジする選択もありますが、落ちた時のリスクが大きすぎます。ほとんどの私立高校は中高一貫教育に重点を置いている現状、高校入試からの入学組は、ノウハウを持つ都立高校から大学受験したほうが良い結果になるでしょう。


1ランク落として、高校入試では確実に合格できる都立高校に進学。入学後は上位成績を維持して、大学受験では果敢にチャレンジする攻めの姿勢を見せればいいのです。真の勝負は大学受験。下手に都立高校入試で攻めて失敗する必要はありません。


 


■拓大一高の評判と注意点


 最後に、拓大一高の学校自体の評判や評価について考えてみます。冒頭で言った通り、小平高校や昭和高校といった都立中堅校~中堅上位校が第一志望ならば、抑えの私立高校として選択肢に入れるべきおすすめの高校です。


拓大一高の最大の良さは、都内私立高校では絶滅危惧種となった高校単独校(=中高一貫校ではない)であることでしょう。昨今、私立高校は露骨なまでの中高一貫校の内進生重視で、高校入学組が肩身の狭い思いをしていると聞きます。有名大学合格実績もほとんどが中高一貫生の稼ぎで、高校入学組のそれは同レベルの都立高校と比べてかなり劣っています。受験生や保護者もそれを知っているので、最近は「中高一貫校ではない高校を選びたい」という要望が強まっています。拓大一高はまさにそれに合致しています。


拓殖大学という私立大学の付属校であり、内部進学で大学へ進学できることは、メリットでもありデメリットでもあります。拓殖大という伝統ある大学を熱心に志望している中学生なら、わざわざ進学校へ行くよりも、付属校の拓大一高を経由したほうが“楽な進路”です。ただ安易にそちらへ流される危険性も。もっとも、最近は拓殖大へ進学する生徒は少数派となっています。


騙されてはいけないのが特進クラス。特進クラスの存在自体を否定するつもりはありませんが、もしも学校が都立進学校と比較して「本校の特進クラスのほうが国公立大や難関私大の進学率が高い」と説明していたら、とんでもない話で信じてはいけません。


特進クラスというのは、学校の学力トップ層を集めたクラスです。1学年の14クラス中、学力トップ層を集めた特進クラスだけで合格率を出したら、高いのは当たり前です。こんな、木を見て森を見ずのデータには騙されないでください。




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