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■意外!? 西東京市立田無第四中学校が日比谷高校全国2位 


東大53名、国立医学部36名など全国共学校の最難関として圧倒的な進学実績を出している日比谷高校。ここ数年で「開成高校よりも日比谷高校」という受験生の志向が強まり、公立中学生の「内進生を気にせずに、自分たちが主役になれる高校へ行きたい」という高校単独校人気を如実に反映した入試結果でした。


3-4年以内に東大70~80名を超えることが確実といわれる日比谷高校に多くの合格者を輩出している中学校はどこでしょうか?


2016年の出身中学一覧を入手し調査した結果、東京学芸大学附属竹早中といった国立大附属中や、文京区立第六中、江戸川区立清新第一中、千代田区立麹町中といった名門公立中を抑えて、意外な学校が全国2位だったことが判明しました。


西東京市立田無第四中学校です。大部分の中学校が1名合格者がいるかどうかの中で、5名もの大量合格を果たしています。


■落ち着いた校風 都立進学校が選び放題の地域


西東京市立田無第四中学校は、落ち着いた校風で、高校進学実績も毎年堅調です。ずば抜けて学力層が高いというわけではありませんが、日比谷高校や都立西高校、都立国立高校の出身中学別合格者を閲覧すると、必ず西東京田無第四中学校がランクインしています。


周辺は閑静な住宅街。近くにに武蔵野市や三鷹市といった自治体が隣接します。武蔵野市や三鷹市の公立中学校といえば、都立トップ校に毎年多く合格を出す名門公立中が集中している地域。土地柄、難関都立高校を目指しやすい地域といえます。


田無第四中学校から通学圏の地域は、魅力ある都立の進学校が集中している地域で、一定学力さえあれば、校風や教育方針の個性豊かな都立高校が選び放題です。


都立トップ校は、日比谷高校、都立西高校、都立国立高校の3校すべてが通学可能圏内。都立武蔵高校、立川高校、国分寺高校、新宿高校といった都立2番手校の難関校や、多摩科学技術高校のような全国から注目を浴びる理系専門進学校も通学圏です。


わざわざ中学受験しなくても、西東京市立田無第四中学校から都立進学校にしっかり実績があるので、高校受験をすれば十分という環境は魅力です。


多摩地区に限れば、かつて中学受験で多摩地区の雄であった私立の桐朋高校が大きく凋落して、難関校の地位から転落しました。多摩地区の東大現役合格者数は1位が都立国立高校、2位が都立武蔵高校と都立勢が上位独占していて、私立高校は実績を後退させています。


「西東京市立田無第四中学校→都立高校→国公立大学」というルートを歩みやすい良質な環境です。転居を検討中の方は、ぜひ西東京市立第四中学校の学区を検討してみてはどうでしょうか。






■都内有数の大学実績の伸び!都立昭和高校のすごさ


都立昭和高校の大学合格実績の伸びには目を見張ります。安田教育研究所がまとめた首都圏の高校の3年間の伸び率では、全都トップクラスの驚異的な伸び。


ここ数年で、多摩地区において進学校としての昭和高校の存在感が増してきました。4年間でどれだけ伸びたのか、具体的な数字で見てみましょう。



■昭和高校の難関大学進学実績 2013年→2016年


 


国公立大学 1名→18名  ↑↑


早慶上理  1名→22名  ↑↑


MARCH 46名→117名 ↑↑↑


 



一昔前の昭和高校といえば、日本大や東洋大、駒澤大といったいわゆる “日東駒専”がメインの進学先でした。それが、上記の通り、明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大のMARCHの難関私大進学者が、ここ数年で急増。大量の進学者を出すようになり、「昭和高校で普通にしっかり勉強すれば、MARCHは合格できる」と断言できるまでになりました。


昭和高校は現役の大学進学率が高いことも特徴で、不本意で浪人してしまう生徒が少ない学校です。昭和高校の進路指導が「1年次から大学入試を意識し、現役での志望大学合格」を目標にしていることも大きいでしょう。MARCHは9割が現役での合格者数です。


また、難関の早稲田大、慶應義塾大、上智大、都内の国公立大学の合格実績も、今までの数名と比較して大躍進。いずれも2桁の合格が出るにまで成長しました。


 


■英語・数学は学力別少人数授業、夏休みは50講座を超える無料講習


 昭和高校は、東京都教育委員会から、学校改革を全面的にバックアップする「アドバンス校」の指定を受けました。このことから、面倒見の良い進学校を目指した進学校としての体制の充実が進んでいます。


普段の授業は、国公立大学やMARCH以上の難関大学進学を意識した内容とカリキュラムを組んでいます。差のつきやすい英語・数学はレベル別の少人数授業。得意な科目はどんどん伸ばして、苦手科目は基礎・基本を徹底します。


夏休みなどの長期休業中は、50講座以上の講習が無料で開かれます。予備校に通わなくても、昭和高校の授業と講習だけで十分に難関大受験に対応できるようになっています。学力上位層をさらに伸ばすための講習だけでなく、成績不振者向けの補習も実施されていて、落ちこぼれをつくらないよう努めています。


1~2年次は年3回の全国模試を実施して、早い時期から、全国レベルでの実力を把握できるようになっています。模試のデータを3年間積み上げて、先生たちによる出願検討会を開き、一人ひとりを丁寧に分析し進路指導するのは昭和高校の面倒見の良さ。


「面倒見の良い進学校」の評判を得てきた昭和高校は今もなお学校改革を進めていて、ますます学校の体制は充実しそうです。


 


■「二兎を追い、二兎を得る」部活動や行事も盛んな昭和高校


 昭和高校のスローガンは、「二兎を追い、二兎を得る」つまり、大学受験に向けた勉強だけでなく、3年間で思いっきり、部活動や学校行事に全力投球する校風です。


 


部活動は参加率が9割を超える盛んさ。西東京でベスト8にまで進出する実力を持つ野球部、連続でインターハイ出場を記録している陸上部、ソフトテニス部や弓道部もインターハイ出場を決めるなど、結果を残す実力派の部活動が多いのが特徴です。


学校行事では、1年次に実施する白馬移動教室が最初に経験する大きな学校行事。何十年も続く昭和高校の伝統行事です。最大行事は昭高祭。4000人の来場者を記録する一大イベントです。





 


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■新校舎でますます飛躍の都立昭和高校!


 昭和高校は新校舎が昨年に完成。ガラス張りの開放的な雰囲気。「白馬ラウンジ」など、現代的な最新設備の校舎で学ぶことができるのはうれしいですね。


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 昭和高校の入学者偏差値は年々に伸びていて、日野台高校、小金井北高校、調布北高校、武蔵野北高校、多摩科学技術高校といった、いわゆる都立3番手校に追いつきつつあります。


国公立大学の合格実績も、3年後には40名以上出す地域有数の進学校に成長する可能性が大です。かつての都立3番手校、南多摩高校が完全中高一貫校となり高校募集が停止しましたが、都立昭和高校は、その代替として、都立3番手校の進学校に成長しそうです。






■都立トップ校重視へ! SAPIX中学部の歴史的大転換


都内に15校舎を展開する大手進学塾、SAPIX中学部が、高校入試戦略を大転換させて注目を集めています。都立トップ校進学重視に舵を切ったのです。


SAPIX中学部は1990年代以降、難関国私立高校志望者向けのハイレベルな進学塾としてのブランドを確立。開成高校、筑波大学附属駒場高校、東京学芸大学附属高校といった難関校の多数の進学者を出してきました。


ところが、国私立高校の高校募集は減る一方で、2000年に武蔵高校が高校募集を停止、2011年には海城高校が募集停止。さらに女子校の豊島岡女子学園高校も募集人数を減らし続けています。


また、高校募集を継続する私立中高一貫校は大学合格実績を悪化させる学校が続出。かつて高校入試の御三家の一つに数えられた桐朋高校は、都立躍進の煽りで低迷。巣鴨高校や城北高校も東大合格者数の減少が止まりません。


国立大附属高校の低迷はさらに顕著で、東京学芸大学附属高校は100名台だった東大合格者数が50名台にまで減少。今春は日比谷高校に東大合格率で逆転され、共学首位の座を譲りました。東京学芸大学附属高校は入学者の質の低下が止まらず、30名台程度まで今後下落することは避けられない情勢です。筑波大学附属高校に至っては、完全に都立トップ校の併願校レベルにまで下がってしまいました。


 


■開成高校の高校募集人気が大低迷 日比谷や西に人気奪われ


SAPIX中学部がかつて売りにしていた国私立高校の高校募集が全般的に低迷する中でも、開成高校だけは、一定の人気を保っていました。


ところが、その開成高校も2010年代に入ると、都立トップ校人気の煽りを受け低迷が顕著に。開成高校の高校募集は100名。そのうち、合格者数は繰り上げ合格を含め200名~250名を出す惨状です。


開成高校の合格者のうち、実際に入学する生徒の割合の方が低いという現実。かつての開成高校のブランド力から考えると、信じられないような入試状況です。


SAPIX中学部のような難関国私立高校を売りにする進学塾にとって、開成高校の入試低迷は致命的です。


 


■「日比谷を第一志望に、開成・国立附属を併願」に転換したSAPIX


SAPIX中学部の2016年度の合格体験記を閲覧しました。驚くべきは、日比谷高校、都立西高校進学者の併願校です。開成高校、東京学芸大学附属高校、筑波大学附属駒場高校といった最難関国私立高校ばかり並ぶのです。


例えば、日比谷高校合格者の男子は、半数が開成高校にも合格しています。昨今の都立トップ校人気と、開成高校の低迷を象徴するような進学状況です。


早稲田アカデミーでも、志望校別の「開成必勝」コースの在籍者が、実際には都立トップ校第一志望が多数派になりつつあるという話を聞きました。Z会進学教室でも、最上位のVコースのトップ層は、今年の中3では「日比谷が第一志望で、国立附属・開成が第二志望」がほとんどだと聞きました。


こうした高校入試の現状を踏まえて、SAPIX中学部も、転換に踏み切ったのでしょう。かつて「難関国私立高校第一志望の中学生向けの塾」であったのが、今は「都立トップ校第一志望、開成・国立第二志望の中学生向けの塾」に転換したのです。


 


■都立専門誌の刊行、都立トップ校予想問題集、日曜限定の「日比谷・西クラス」


SAPIX中学部が都立トップ校重視へと転換したことで、都立トップ校に関連した様々な取り組みが始まりました。


まずは、都立高校特集の冊子の作成。日比谷高校、都立西高校、都立国立高校、戸山高校、八王子東高校、立川高校、青山高校の7校をピックアップした情報誌が初めて配布されました。


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校長先生へのインタビュー、スクールカラーの比較、OB&OGインタビューなど、学校の魅力がたっぷりと伝わる情報誌です。SAPIX以外の生徒でも、校舎でもらうことができるそうなので、読んでみてはどうでしょうか。


 



東京都立高校入試予想問題集―都立トップ校に受かる!





 さらに、日曜日限定の「日比谷・西クラス」が新たに開設されました。一般生を対象に、無理なく日曜日に塾に通いながら都立トップ校対策をするクラスです。


このように、かつての国私立高校重視のイメージを払拭するほど、SAPIX中学部は都立トップ校対策に力を入れています。


 


 ■SAPIX中学部から都立トップ校を目指すメリット


 都立トップ校を目指すにあたって、進学塾選びはとても大切です。SAPIX中学部のほか、早稲田アカデミー、Z会進学教室、駿台中学部、河合塾Wings、市進学院、ena、臨海セミナーといった塾が選択肢に入るかと思います。その中から、SAPIX中学部を選ぶメリットは何でしょうか。


最大の魅力は、日比谷や西といった都立トップ校を目指しながら、併願校として筑駒、学芸大附属、開成といった国私立難関校も確保できる学力がつけられる点です。


都立トップ校を目指すということは、将来の大学入試で、東京大学、京都大学、国立医学部といった最難関国立大学を目指すということと同一です。高校入試の時点で、開成合格レベルの学力をつけておけば、大学入試での最難関大合格に向けての弾みをつけることができます。


都立トップ校を目指す中学生のみなさんが意識しなければならないのは、高校入試は通過点であって、本当の勝負は大学入試であるということ。都立トップ校に合格するためのミニマムな勉強ではいけません。高校内容までもどんどん踏み込んだ高度な勉強を、中学時代よりしていくべきなのです。


SAPIX中学部の都立トップ校志望者は、開成、国立大附属といった学校を第二志望として併願合格し、大学入試での弾みをつけようと考える仲間たちが大勢います。大学入試も意識した学力養成という意味で、SAPIX中学部は大きな魅力になるでしょう。


 


 ■国私立高校は、このままでは負のスパイラルが拡大する危機


「SAPIX中学部が都立トップ校重視に舵を切ったことは衝撃的。学力優秀層がますます国私立離れ、都立志向が加速しそうだ。」という声が教育関係者から多く聞かれました。


ご存知の通り、2016年の日比谷高校は東大53名、国立医学部36名と近年最高の実績を記録。中高一貫校ではなく、全員高校入試の学校でこれだけの実績を出せるというのは、高校受験生に夢や希望を与えたのではないかと思います。


都立トップ校人気がますます上昇するのは確実です。駿台模試によると、現中3生は、開成と学芸大附属の第一志望者が減少、第二志望が増加。その多くが日比谷や西に流れています。このことから、現中3生が大学入試に挑むころには、日比谷高校は東大に70~80名程度にまで増えると予想されています。


なぜ、国私立高校の人気がなくなってしまったのでしょうか。それは、あまりにも中高一貫校に力を入れすぎる学校側に問題があります。「中高一貫生のほうが大学合格実績が高い」という理由で、カリキュラムを中高一貫生主体に構築して、高入生に不利なシステムになっていることが第一の問題です。


さらに、学校生活全般の問題もあります。ある質問サイトで、桐朋高校を検討している中学生が「高入生が委員会活動などに参加しにくい雰囲気はありますか」という質問をしました。在校生の回答は、「委員会は入りづらいです。入学して最初の週に決めるので、高入生がクラスに馴染む前に内進生によって決まってしまいます。」というものでした。


在校生の正直な回答。中高一貫校への途中入学による問題の根源を象徴しているような気がします。部活動や学校行事、委員会活動、生徒会活動までも中高一貫生中心となる現実。これが変わらない限り、国私立高校の人気低迷は加速するばかりでしょう。


 


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